ちょっとだけ、春への準備

2月も残すところあと一週間! まだ寒いけれど、朝早く薄暗い中でコマツグミのトゥルルルルル~という透き通る歌声が聞こえ始めた。「春」を感じる。一年前、二年前、この同じ歌声を聞きながら感じていたものがふわりと蘇ってくる。やってくる春への期待とか、少しそわそわする気持ちとか、ふと思い浮かべていた懐かしいひとのこととか。Gusの朝散歩も、もう「真っ暗」ではなく、うっすらと明るくなってきた。うんちを探すのに懐中電灯で照らさなくても良くなった。こういう小さな変化が、気持ちを少し軽くしてくれる。ふわっと浮き上がってほんの少しふくらむような感じ。新芽の様だ。

昨夜の満月はまぶしかったな~。夜中にトイレに座ると、バスルームの天窓から差し込む月明かりのスポットライトを浴びた。月明かりって泉の水のようで、気持ちがすぅっとする。

先週末、自転車で買い物に出かけたついでにガーデンストアをのぞいてみた。大根の種ってこっちでも手に入るのかな~と思って。日本の大根(ミヤシゲだいこん)ともう一種類、ありました~♪ ずらりと並ぶ種や球根ボックスを眺めているとわくわくしてきたっ。ここに来るといつも余分なものまで買ってしまうのでさっさとレジに並んだ。すると窓際の蘭がとってもきれいでね~。

なんだか嬉しくなって、家に帰って種の整理をしたっ!

草花と野菜とに分け、それを種をまく月ごとにグループ分け。

で、グルーブごとに洗濯バサミでとめて。それらを紙に書き出して。私にしては例年の3倍ほど「きちんと」オーガナイズしたほうで、満足♪ いつもなら適当にぱらぱら〜、もう植えても大丈夫かなぁ、ぱらぱら〜。ぱらぱらぱらぱらやってるうちに、どこに何を植えたかわからなくなる始末。

なので、今年は試しに「記録」をすることにしたよっ。

次は… どのエリアに何を植えるかを大まかに決めてみよう。

去年はネズミがたくさん出たし、乾燥していたせいかおやさいがあまり元気がなかった。3月のはじめには少し野菜ボックスに土を加えようかな。フェンス沿いは雑草だらけで。。。ものすごいことになっていて、眺めているだけで気が遠くなりそうなんだけど。少しずつ少しずつ。毎年同じことを言っていて、あまり進歩や変化の見られない我が家の裏庭。でも、いいや。今年もミツバチや蝶々やハチドリたちがたくさんやってくるといいな。

3月半ばに地区の「ピックアップ・デー」がある。刈り込んだ草木や雑草や枯れ枝すべてを持っていってくれるので、その日までにしっかりと切って切って抜いて抜いて… 頑張る!

もうすぐ春が来る!

イスラエルのお菓子・ルゲラー(Rugelach)

陽がさして、ようやく歩道の雪もとけて歩きやすくなり、Family Dayの祝日連休は家族で散歩をしているひとたちとたくさんすれ違った。

↑↑はうちの裏庭(昨日)。お日さまが高くまで上がらない冬場は、裏庭の半分ほどが日中でも家の影になってしまう。庭の奥半分は溶けて緑なのに、手前はこの通り。今日はあまり気温が上がらなかったので、まだ残ってるよー。

お腹をすかせている小鳥たちやハチドリたちに。バードフィーダーをきれいに洗って餌・砂糖水をいれた。すると、わかるんだねぇ。30分もしないうちに鳥たちがやってきたヨ。

さてさて。先週末に作ったお菓子なんだけど、雪が降ったせいでメモ書きが今になってしまった。「Rugelach・ルゲラック ルガラー」というイスラエルのお菓子。読み方がよくわからなくって訂正しましたっ。
相方が見つけたレシピ(作ってよ、と送信してくる)。イスラエルのお菓子なんて馴染みもないし、あの人達のダイエットはコーシャーだからややこしいんとちゃうのん。。。と思って見てみると。これがまぁ、拍子抜けするほど簡単!見栄えもかわいらしいし、ちょっと持っていくのに良さそうなお菓子。なので紹介しまーす。

アプリコットとクランベリーのルゲラー

材料(48個分):
1C=250cc

生地:

  • バター 200g(常温)
  • クリームチーズ 250g(常温)
  • 小麦粉 2C
  • 塩 小さじ1/4

フィリング:

  • アプリコットジャム 2/3 C
  • 砂糖(ブラウンシュガー使用) 半カップ
  • シナモン 大さじ1
  • くるみ(細かく砕いたの。アーモンドで代用)1C
  • ドライクランベリー 半カップ
  • 溶き卵 1個分(ツヤだし用)
  1. ハンドミキサーかスタンドミキサーでバターとクリームチーズをよく混ぜる(クリーミーになるまで)。その中に小麦粉と塩を全部いれ、だいたい1つにまとまれば良い。
  2. 生地を4等分してラップに包み、最低4時間は冷蔵庫で冷やす。
  3. オーブンは190度(350度華氏)。
  4. 砂糖とシナモンをあらかじめ混ぜ合わせておく
  5. 4等分した生地の一つを直径22cm〜25cmの大きさに伸ばす。
  6. ジャム、砂糖+シナモン、くるみ、クランベリー、各4分の1の分量を広げてレイヤーにする(←この順番で)
  7. ピザカッターで(なければナイフで)8等分にする(私は12頭分にしてしまった…)
  8. 外側から中心部(とんがった方)に向けてくるくると巻く。ロールパンみたいに。
  9. パーチメントペーパーを敷いたクッキーシートに並べ、卵で艶出しをぬって(ここに砂糖をかけてもよし)、20分〜25分、焼き色がつくまで焼く。

できたー☆ これで半分の量(生地のボール2つ分)。

可愛らしいでしょ? クッキーよりもしっとり。ミニミニクロワッサンみたいだけどパンではない。美味しい。

まぁ、生地にバターとクリームチーズが練り込んであるんだから美味しくないわけがないんだけど。クリームチーズの酸味とアプリコットジャムが良い具合にブレンドされてよろしい。くるみ嫌いの相方のために、アーモンドで代用したけれど、彼いわく「ナッツなしでもいいと思う」だった。小さくて食べやすくて、くるくるしたかたちがかわいらしい。アプリコットジャムの代わりにチョコレートバージョンもあるみたいだけど、絶対にジャムのほうが美味しいと思う。試しにブラックベリージャムバージョンも作ってみたけど、これもなかなかGoodでした〜。

冷凍する場合:生地をそのまま冷凍する場合は、使う日の前日に冷蔵庫に入れて解凍させる。くるくる巻いてかたちにしたものを冷凍する場合は、ベーキングシートの上で冷凍したあとにジップロックなどに入れて保存。焼くときは冷凍庫からだして直接オーブンに入れて焼けばいい。焼き時間を少し伸ばす。

頑張って生地を作って冷凍しておくと、「おやつがいる!」っていうときに活躍してくれそうなお菓子だな、と思う♪

はい、Gusは雪食べとき〜。

元気な一週間を!

美味しい朝ごはんとお昼ごはん。

わたしの普段の朝ごはんは、ヨーグルト+果物。ここにモリンガの粉シャタバリ粉と(たまにきな粉も)を振りかけてメープルシロップを大さじ1ほど加える。お腹の空いているときはトーストを一枚食べたりもする。

でも今朝は温かい朝ごはんが食べたくて、とっても久しぶりにスチールカットオーツを作った。

きな粉とシャタバリ粉と、ドライクランベリーと砕いたアーモンドを少し振りかけて。あ、それとメープルシロップ。

これが、とってもとっても美味しかった〜。ほっこり。

私はいつも朝ごはんの少しをGusにあげるんだけど(隣りに座ってよだれを垂らしてじーーっと待ってるから)、今朝のスチールカットオーツは本当に美味しかったのであげるのが惜しかったほど。

スチールカットオーツは腹持ちもいい。ただ、作るのに時間がかかる(15分ほど)。夜寝る前に分量の水にひたしておくと、翌朝作るときにそれほど時間がかからないそうなので、今夜試してみよう。

そして♪

最近の私のお昼ごはんは、梅干しおにぎり。コレがとっても美味しい〜。

ちょっと前に読み終えた、原田マハさんの「生きるぼくら」の影響です。引きこもりでどうしようもなかった二十歳すぎの主人公が、大好きなおばあちゃんのいる蓼科で自然農法でお米を育て、お米の成長とともに「生きる」ということを再発見するようなストーリーなんだけれど。この話のなかで何度もでてくるおにぎりが、本当に美味しそうで。蓼科の澄んだ空気と美味しい水を与えられて育ったお米、そりゃぁさぞかし甘くて美味しいことでしょう。帰国して食べる普通のご飯も、こっちのと比べたらずっと甘くて美味しいもん。

そんな美味しいお米じゃないけど、帰国のときに持って帰ってきた梅干しと昆布を少しいれておにぎりをにぎる。あまり上等ではない海苔を巻いて。

お出しに卵だけの汁も作ってみた。

美味しい。「美味しいなぁ、おにぎり。あの本の中のおにぎりはコレの5倍くらい美味しいんだろうなぁ。」って口に出して言ってみたりしながら、ゆっくりと食べる。

そういえば。去年、一時帰国したときに父の畑に行ったときに久しぶりに稲穂を見たんだった。

お茶碗にご飯粒を残したまま「ごちそうさま」をしたときに、「ちゃんと最後まできれいに食べやな目がつぶれるで」と祖母や母に注意されたのを思い出す。 相方はいっぱいご飯粒を残したまま器を流しに持ってくる。何度か注意したけれどなおらないので、今は私がきれいに食べるかGusに「フィニッシュ」してもらう(笑)。「生きるぼくら」を読んでからも、やっぱりお米は一粒も無駄にしちゃだめだなぁ(お米だけじゃないんだろうけど)と思ったのでした。

しばらくスチールカットオーツとおにぎりに夢中になりそう。