風邪をひくの巻

久々に流行りの風邪をもらってしまい、先週金曜からダウンしていた。週末は良い天気でぽかぽかと野良仕事日よりだったのに、ずぅっと寝ていた。うーん、悔しいっ! 学期初めは、夏のバケーションやお里帰りやらでビクトリアを離れていた学生さん+スタッフがどっとキャンパスにあふれ、色んな「風邪菌」もキャンパス内で交わり、はびこり、広まり。。。驚異を増す。もう3年、4年ほど、ダウンするような風邪はひいていなかったというのに、油断していた。

レモン+はちみつ+生姜がいいのだろうと思い、たんまりとレモンと生姜を買い込んでがんがんと飲んだ。レモンの消費1ダース。おかげで喉の痛みは2日後にはスッキリ消えて、頭痛と疲労と咳だけがまだ残っている。

普段元気なもんだから、たまにこうして風邪をひくと「体」というものを感じる。体の部分部分や細胞までもが身近なものに感じてくる。自分の体なのだから「身近」で当たり前なのだけれど、元気で痛くも痒くもだるくもないときにはすっかり「おまかせモード」で、そこにあることに注意をはらうこともない。扁桃腺が腫れてしまって喉が痛み始めたときには、口を大きく開けて「あぁーーーー」といいながら喉の奥にぶら下がっているものを鏡でチェックしてしまった。「おーい、どうしちゃったんだーい」という気分で。

ずっと前に友人から聞いた話を思い出した。友人の親戚のひとり(だったかな)が癌になり、肺の一部を切除したんだって。で、その手術の後、放射線治療や化学療法を受けたわけなんだけれど、それ以外に「LSD」の治療を受けたんだって。当時はヒッピーたちの間で使われていたドラッグは、今出回っているものに比べるとずっと「ピュア」で信頼のおけるものが多かったらしい。LSDというと幻覚症状を起こす「薬物」として知られるもので、日本では違法ドラッグです。が、最近ではLSDを使った精神療法も医学的に見直されてきているらしい。とても興味深い分野です。友人の親戚さん自身、LSDに詳しかったこともあり、信頼できるガイド(トリップ状態のときにサポートしてくれるひと)をつけて普通「娯楽」で使用するよりもずっと多い量を一度に摂取したんだって。特別な幻覚効果を考慮して計算された「量」だったんだって。でね、彼女はこのLSDの「トリップ状態(幻覚をおこしたり、ハイになる)」のときに、ミクロレベルで自分自身の体の中にすべりこんで、癌細胞と向い合い、自分自身で体の外に追いやったんだって。彼女は手術と治療のあと、30年以上キャンサー(癌)フリーの生活を送られたんだって。

ひとは自分の肉体とコミュニケーションをとろうと思えばそうすることができるんだろうな、と思う。病は気から、とも言うし、この彼女の場合はLSDが一つの手段であったわけだけれど、シャーマンとかヒーラーとか気功や鍼の先生なんかは、気や血や細胞に語りかける力があるような気もする。そんなことを思いながら、私は喉の奥の赤く腫れたぷらぷらしたところに語りかけてみたのでした(笑)。瞑想のときにも、只今体中をただよっている「風邪菌」を呼吸ととも体の外に促すように、吸って吐いてをしてみた。

ニンジン、リンゴ、レモン、生姜ジュース!

さっさと治して貴重な美しい秋を楽しまなきゃ~。みなさんも季節の変わり目、風邪にご用心っ!

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