’25一時帰国:つぶやきメモ

一時帰国中、ひとりで電車に座っていたり、大阪梅田の人混みの中でふと立ち止まったときに、自分だけが周りから切り取られたような感覚になることがあった。そんなときに少しメモしたつぶやき。

ひしめき合って立ち並ぶ家々やマンション。うちっぱなしのコンクリートや色褪せたペンキ肌に染み込まれた年月。ぎゅうっと混み合う電車に一歩踏み込むひとたち。みなさん、どこに向かっているのですか。昨夜はよく眠れましたか。ひとびとの生活、暮らし、日々の営みを強く感じてしまう。 日本の人たちはなんて真面目なのだろうと。

集団登校。きちんと2列に並び、旗をもつ班長さんに続き通学路を歩く子どもたち。

この子たちひとりひとりが愉しく健康な日々をおくれますようにと願ってしまう。

街の景観のためと植えられた緑、ぬき損なった雑草さえも、ひとの心のバランスを整えてくれている。 あまりにもコンクリートやアスファルトが多いので、そりゃぁ生きものは皆しんどいだろう。

きっとみんなとても優しいのだろう。話せば友だちになれそうなひとがたくさんいるように思う。皆それぞれのストーリーを持っていて、聞かせてもらえれば興味深いに違いない。気づいたら知らない人の顔を見つめていたりして、はっとして目をそらす。

ずいぶん長くカナダで暮らしているからか、単に歳のせいか、ふと胸がくっとなり泣きそうになることが何度かあった。何なんだろう。今回は特に、日本の人たちの真面目さというか一生懸命さが沁みました。

カナダの人たちの適度なちゃらんぽらんさに、自分もすっかり慣れてしまったからなのかもしれないね。

「’25一時帰国:つぶやきメモ」への9件のフィードバック

  1. りぼんのままん より: 返信

    今回のブログを読んで、インスタか何かで東南アジアから日本に出稼ぎで働きに来ている人が言ってた言葉を思い出しました。
    私たちは帰れる場所がある。でも日本人はここ日本しかないんだ。私たちは幸せだ。
    って…

    1. りぼんちゃんのままんさん、こんにちは!
      あぁ、、、なんだか切なくなります。出稼ぎで来られているひとたちがそんなことを。
      私が感じたものも、うまく言葉にできていない感じがするのですが、今回は何故か、周りにいるひと達やすれ違うひと達(他人です)にHug!!したいような気持ちになりました。変ですよね。
      「どうぞみなさん、元気でいてください。」というような想いです。

  2. こんばんは^^
    都市はコンクリートジャングルって言葉がピッタリで寒々しい感じです
    pikaoは今は田舎に住んでるので周りに緑がまだまだ多いです
    日本人の真面目さは有名ですね 電車は時間通りに到着するし
    働く人たちの朝は一定方向にいそいそ歩いてます
    生活環境は人を変えますね pikaoも適度なちゃらんぽらんに慣れてしまいました
    papricaさんの今回の一時帰国じゅうぶん楽しめましたか(*^0^*)~♪ 

    1. Pikaoさん、こんにちは!
      鉄筋コンクリートとアスファルト。ずっとそこにいたら本当に息ができなくなるんじゃないか、という気持ちになります。街は街の面白さや独特の活気があって楽しいのですが、暮らすとなるとしんどいですよね。
      Pikaoさんのお住いのところには、緑がたくさんあるのですね♪ 心と体の健康には必須だと思います!
      通勤時間のみなさんの「いそいそと向かう」という表現、ぴったりです。こんなことは誰もしないのでしょうが、もし顔をあげて目があった人と笑顔や挨拶を交わすことができたら、ほんの少し「ほぐれる」んじゃないかなぁと思いました。
      。。。と、私も軽くにこっとしてみたりもしたのですが(笑)、みなさんものすごい速さで目を逸らしました!笑

      2週間の滞在、とっても楽しかったです☆ サンマ、美味しかったでーす!

  3. 自分だけ周りから切り取られたような感覚、分かります。私の場合は「自分はもうここに所属していないという感慨」なのかもしれません。かつては都会の人波をかき分け、ぎゅうぎゅうの電車に乗り込み、他人とは喋っちゃならんと心得て暮らしていたけど、カナダに10年住んでみると(まあ色々不満もあれど)もう大都会には住めないかもと思います。ご家族と楽しく充実した時間が過ごせて何よりでしたね。温かなご家族と豊かな自然にpapricaさんの感性は育まれたのね♡ 私も来月末に一時帰国予定です。サンマ食べてきます!

    1. Yuriさん、こんばんは♪
      なるほど、「ここに所属していないという感慨」!Yuriさんの場合はカナダでまだ(いや、もう?)10年。
      それでも、以前の住み慣れた街に距離を感じられるんですね。日本も色んなシステムなども変わっていき、便利さやスピードも加わり、ちょっと帰ると自分が全然ついていけていない!って痛感します。
      今回は準備なども大変だったのですが、帰って家族のみんなと過ごし、懐かしい友だちの顔を見ることができて嬉しかったです☆元気をもらって帰ってきました!
      Yuriさんも秋・冬の味覚、楽しまれてください!
      今日はわざわざリンゴの収集に立ち寄ってくださって、ありがとうございました 助かりましたー!

  4. 何だかわかる気がする、今日に限らずいままで読ませてもらっていた色んな気持ち。私も長い間帰っていないから、もし帰ったとしても「ただいま」なのか「お邪魔します」という感じなのか自分でもわからない。ドイツで暮らして15年を過ぎたけれど、なんだかんだとあっても、ここが私の家かなと思う。 今となってはコンクリートに囲まれて暮らしたら、わーって叫びたくなるかもしれない。

    1. Sachieさん、こんばんは♪
      海外に長く住んでいると、みーんな同じように感じるものなんだね♪ あははっ。「ただいま」vs 「お邪魔します」かぁ。
      家族の顔を見ると「ただいま!」って思うよ。だから、こっちに戻ってきて相方+チューイを見ても「ただいま!」だねー。
      だからね、ゆくゆく、もし私がここでひとりになったとしたら「ただいま」って言えるひとがいなくなるんじゃないかな。って思う。その時に自分はどうしたいって思うのかなぁ。

      コンクリートばかりというのは厳しいよ。せめて、並木道を作って季節を感じさせて欲しいよね! 道端の雑草さえも愛おしく思えたよ〜♪

  5. そうなんですよね、久しぶりに帰ると 故郷でありながら もう自分の居場所がないような、観光に来ているような気分になったり、かといって古い友と会って時間を過ごすとす~っとその昔の自分に戻ったり。。。 故郷があるというのは良いものですね。 

コメントは承認後に表示されます。