折れたリンゴの老樹。

お題のまんまです。

朝起きてチューイと庭に出てすぐに気づいた。いつもと少し違う。庭の何かが少し違う。

すぅっと見渡して、どきっとした。

リンゴの老樹のメインの枝がぼきっっと折れていた。

痛々しくて見るのも辛いほどだ。

風が強かったわけでもない。おそらく、もう寿命なんだと思う。裏庭にある2本のヘーゼルナッツの樹と同じくらいの年齢だ、と言われたことがあるから、80歳以上だ。一番中心にある幹から3本の大きな枝が分かれて伸びていて、去年の秋、私が一時帰国中に一本がぼきっと折れた。そのときに、中心の幹の4分の1ほど(向かって後ろ側)の木肌もめりめりとめくれてしまった。

春先に、arborist(樹木医?専門家)のマイクに見てもらい、何か対処したほうがいいのかと聞くと、「この樹はもうかなり古いし、木々は自分でヒーリングする。生き延びれる強さが残っているなら生き延びるよ。」と言っていた。

やはり去年の秋のダメージもあったのだろう。それでも、ものすごい量のリンゴの実を付けていて、その重さに絶えられなくなってしまったというのもある。今年の乾燥のせいで幹に潤いが足りなかったというのも理由のひとつかもしれない。

午後、この折れた部分をノコギリで細く切った。痛々しい。

長い間たくさんの恵みをありがとう、という気持ちでいっぱいになった。

大きくなれずに終わったリンゴがいっぱい。

それを拾って咥えて走り回るチューイ。遊び道具が山程できた。

このリンゴの木、あと一本、枝が残っている。ものすごくアンバランスになってしまったし、その枝にもかなりの実がついている。この秋の収穫までたえられるのだろうか、と心配になる。

古い品種なので同じ種類の苗を見つけることはできないだろう。でも、来年の春には「裸苗」をひとつ買おうかな。それに実がつくのに3年はかかるかな。庭に果樹があると、楽園気分がアップする。笑 ので、一本迎えたいな。

おまけ:100日描くチャレンジ。今日は41日目。

庭に出てきて隣りに座ったチューイを描こうと決めたものの、この格好でいてくれたのはものの1分。頭と身体と、何かがおかしいけど。。。ま、いいや。

こうやって、少し集中するという時間をもてることが良い。うまくカタチをとらえられなくても、そこに想いを集中させれば良いと思う。今日はただの鉛筆で。

 

「折れたリンゴの老樹。」への12件のフィードバック

  1. 老木はいつか折れて朽ちるもの。ある日気づくと静かに折れて空を見上げ、少しだけ身軽になった身体で生き延びる。残り少ない枝で命をつなぐ。
    そんな事はまったく考えもしなかったのに、今は時々そんな事も考えます。そんな考えを寂しいと思うこともあれば、ようやくたどり着いた思いとしてほっとすることもあって、どう感じるかはその時々。
    新しい木を植えて、庭とその庭から優しい時間をもらうものとに、新たな時間が流れるのもまた必要な瞬間なのかなと思いました。

    1. tanuさん、おはようございます。
      tanuさんのコメントを読んで、最後のひと枝の声を聞いているような気持ちになりました。
      失った大きな枝を見ていて、どうしてこんなにも実をつけたのだろうかと思いました。さぞかし重かっただろうになぁと。草花や木々を見ていると、「あらがわない」潔さを感じます。たくさん花を咲かせたから、全部実にになり、重くなってしまって折れちゃったヨ。そして静かに空を見上げていましたね。
      ひと枝失っただけで、その空間がずいぶん変わってしまいました。来春、裸苗を迎えて、またその木の成長をみるのも楽しみになってきました♪

  2. 生き残れないから果実を残すのか、老齢で折れるほどなのに最後までこんなに果実をつけるなんて。寿命には抗えないのだろうとは思いつつも、奇跡の復活を願うばかりです。
    papricaさんは根っからのアーティスト気質ですね! スケッチ・・・ ヨガと同じくらい手が出ません笑

    1. 砂漠人さん、おはようございます♪
      草花も木々も、潔く抗わないですね。春のうちに私が摘果して軽くしてあげるとか、残った日本の幹をロープで結びつけるとかしておけば良かったのかもしれません。
      残りのひと枝が、今シーズン生き延びることができるのか。こんなにも老いた木なのに、その生命力はすごいです。 砂漠人さんちのフィジョアは育っていますか?

      あははっっ。ヨガと同じくらい手が出ない、という。「ヨガ」と比べるところが砂漠人さんっぽくて笑えます。スケッチは絵日記のような感じです~

  3. りんごの木 こんなにたくさんの実をつけたまま枝が折れてしまって
    なんだか 可哀そうですね。
    我が家のヤマモモの木も かなりの大木ですが
    倒れてきたら大変なので メンテはしていますが
    長生きしてほしいです。

    私も 以前電車で乗り合わせた 介護犬を描いたことがあります。
    人間はじっと見つめるわけにはいかないけれど
    犬は 怒らないので(笑)後ろ向きだったしね。

    1. nonさん、おはようございます!
      本当に、驚くほどの数の実をつけていました。私が春のうちに摘果すればよかったのでしょうね。重さに耐えられなくなるなんて思いもしなくて。
      Nonさんのところにもヤマモモの木があるのですね!うちの実家にもあります!小さなスペースで元気に育っていて、何年かに一度剪定してもらっていますよ~♪

      電車の中でスケッチされるNonさん☆ 素敵です! そうですよね、ひとを描いてみたいを思っても、私もさささっと描けないし、すんごい凝視するのでなかなかできないです~。 でも、犬(チューイ)はすぐに動くので、これを描いたときもじっとしていたのは1分ほどでした!

  4. どくとるくま より: 返信

    うちのはねー、折れずに根っこを剥き出しにして倒れました。もう、根が弱っていたんだろうなあ。本当に、ドキッとしますよね。写真も撮ったのですが、余りに痛々し過ぎて、アップできませんでした。
    古い品種の保存に力を注いでいる人達がいて、古い品種の愛好家もいて、今でも苗木が手に入ったりしますよ! 私も調べて、恐らく同じものだろうというのを植え直しました。

    1. くまさん、おはようございます!
      えええ?? くまさんちのリンゴも倒れちゃったのですかっ?! 結構な老樹でしたか?
      深く根を下ろさないものだと、根こそぎ倒れるんですよね。この辺りの「Oak」の樹は、ストームで根こそぎいっちゃいます。その姿が痛々しいの、わかります。

      この辺りでも古い品種の保存をされているグループがあるらしいですが、苗木を譲ってもらえるかどうかはわからないです。
      くまさん、同じ種のものを植えることができてよかったですね!! 秋が楽しみですね!

      1. どくとるくま より: 返信

        はい、古い果樹園を受け継いだので、多分相当な老木だったと思います。少しずつ立ち枯れしていくのはまあ仕方ないなあと思えるのだけれど、嵐で倒れるのは無惨ですよね。
        リンゴは古い品種の方が、アレルゲンが少ないのだそうです。私は苗木は大体ネットショップで買うのですが、私がよく買う店には「古い品種」という項目があるんですよー。

        1. くまさん、こんにちは!
          古い果樹園だったところなのですね!私の住むこの地区も、昔はオーチャード(果樹園?)だったエリアもあるそうです。後で住宅地として開かれたときに伐採されたものも多いそうですが、果樹の老樹が並んで残っているところもあるんですよ。
          古い品種のほうがアレルゲンが少ないんですか? 私も今、ネットで裸苗を購入できるところを探しています。9月に予約して来春送られてくるそうなので、色々と考えているところです♪

  5. どくとるくま より: 返信

    P. S. 書き忘れましたが、ドイツでは、重い枝につっかえ棒をして支えているのを、結構よく見かけます。

    1. 支え棒、しましたよ〜ん♪ ちょうどいい長さの棒が見つからなくて、、、昨日ようやく、気持ちだけ支えてみました。
      あと、摘果して枝を軽くして。ヘーゼルナッツの老樹の枝も支えてやらないと、、、

コメントは承認後に表示されます。