家の引っ越し

近所の家の引っ越しの日でした。

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住んでいる人が引っ越すのではなくて、「家」が引っ越すの。↑の写真の道の正面、向こう側に見える家。そこに建っているのではなくて、移動の最中です。わかりにくいかな〜。

↓↓ ほら、道の真ん中をゆっくりと移動してるの、わかりますか?

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ここに引っ越してから何度か見てきたこの「家の丸ごと引っ越し」。専門の業者さんが家をそっくり持ち上げて、ゆっくりと海の方に運んでいるトコロ。満潮時に「Barge(はしけ?荷船)」に載せられるようにタイミングを合わせて移動させるんだって。

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家を引っ張っている正面のトラックの前には、切った木々をシュレッドするトラックあり。両側にはノコギリのついた長い棒をもっているおじさんと電線を移動させるスティックを持っているおじさんもいた。停電になるかもしれないっていう通知があったらしいけれど、結局、停電になることなくスムーズに進んだみたい。

こういう古い家は約1ドル(100円ほど)で売却され、購入者は移動にかかる費用を支払うんだって。この辺りの家がこうして引っ越ししていくときは、いつも海の方に向かう。そして、はしけに乗って、タグボートに引っ張ってもらって新しい土地まで移動する。

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海岸のすぐ近くまで移動した家(↑)。わかるかな?? 人が群がってみているの。

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私たちが見に行った時には、まだタグボートも荷船も到着していなかった。↓↓のパネルみたいなのを道路から海岸下に渡らせる模様。

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海岸に着いてから実際にボートに乗るまでには1時間ほどかかるらしいので、私たちはここで引き上げることにした。温かくて気持ちのいい夜で良かったネ(7時半)。

海を眺めて待機中の「家」。

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私の家の周りでもこじんまりとした古い家が潰されて、敷地いっぱいにばかでっかい家を建てるNew Comersが増えている。周りの家に全く馴染んでいないものも多い。この家はつぶされることなく、新しい場所に引っ越してもらえて幸せだ。

どこに行くんだろう。ガルフアイランドの一つかなぁ。Lucky House☆

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「家の引っ越し」への12件のフィードバック

  1. 海を越えて引っ越すの? わぁ、ここまで大掛かりなのは見たことないな。前に住んでいた東京の町で新しく町並みを作り直す区画整理があって、数十メートル家を引っ張るのは見たことあるけれど。どんな人が暮らすのかなー。大事に使いつづけることっていいな。素敵な家だから、新しい家族が住んで明かりが灯るようになったら、いい味わいが出そうだね。

    1. Sachieさん、こんにちわ!
      うん、このあたりの家は引っ越しやすいんだと思うよ。海に近いから。道路をゆっくりと進むよりも、一度はしけにのってしまえば、海のほうがずっと楽ちんなんだろね。
      ガルフアイランドって呼ばれる小さな島々の一つに引っ越したのかも。
      見慣れた通りから新しい環境に移してもらえて、ほんとラッキーな家でしょ? まだ十分に住める家が「小さすぎる」っていう理由で壊せれてしまうことを思うと、この家は幸せものだよ~。
      そちらは肌寒いんだね。風ひかないようにね!

  2. うわあ、絵本の「ちいさいおうち」と一緒ですね。
    日本でも、全くないわけじゃないけど、
    道路拡幅のために数メートルだけ移動するというくらいじゃないでしょうか。
    はしけにのせて引っ越しなんて、聞いたことないです。
    おうちも大切にされてるなって、思いますね。

    1. senbeさん、こんばんわ〜!
      あははっ、「ちいさなおうち」懐かしいっ!持ってますよ♪
      日本でもあるんですね。考えてみると、日本の家にはベースメントが無いのがほとんどだから、ひょいと持ち上げるのも簡単なのでしょうか。
      私たちは最後まで見なかったけれど、このあと家は後ろ向き(ソレまで家を引っ張っていたトラックがバックして)にはしけにのせられて、タグボートに引っ張られていったそうです。
      夢がありますよね♪

  3. ええええええ!!
    どうしてこんなことできるんだろ。びっくり!!
    カナダの家って、地面においてるの?
    ツーバイフォーだから??
    昔ながらの日本家屋の移築って、全部解体するから、すごくお金かかるけど(汗)
    ほんとにかたつむりみたいな写真、こんなの見せてくれて、ありがとー!!

    1. africaさん、こんばんわ〜。
      この辺りの家(特にこの年代のもの)には、たいていベースメントがあるのね。以前、テレビで見たときは、ベースメントの内側からV字の物をはさみいれて、それをきーこきーことクランチで開いていってとりあえず地上階の部分を切り離してたよ。で、土台になるものにのせるみたい。上から引っ張ったらばらばらになっちゃうもんねー。最近の大きな家は、ベースメントでさえもきっちりとした天井の高さがほしいというので、かなり深く掘ってセメントで土台を作ってその上に家を建てていくみたいヨ。
      そっかー、日本の昔の家ってバラバラに出来るんだよね。この方法だと新しい土台さえあれば、のっけてしまえばおしまいかな。
      p.s. らっきょ。。。美味しそう。 ジュースのマシーン、どんなの選んだの〜?

  4. 家の引越し~
    話に聞いたことはあるけれど
    こうして 現場レポートして頂いたのは初めてなので
    興味津々で拝見しました。
    道路幅も広いから 可能なのでしょうね~
    それにしても 一ドルとは お安いですね。
    運搬料は どのくらいなんでしょうね~。

    新しい場所に着いたら
    ポンッと 置くだけで良いのでしょうか~
    その後も気になります~(^-^)

    1. nonさん、こんばんわ!
      そうですよね、私も始めてみたときは「なんでこんなことできるの??」ってびっくりでした。
      この家、我が家からそれほど遠くないところに建っていたんですけど、大きな木々の奥の暗い敷地だったのでとても小さく見えてたんです。こうやって引っ張りだしてもらって、ずいぶん大きいのに驚きました。
      私も運搬料のこと、知りたいんですけど、聞くと「どこに配達するかによるよ」という返事で、はっきりとは分からずじまい。
      新しい土地には、きちんとした土台は準備されているでしょうね。地面を掘ってベースメントの準備はできているかもしれません。気になりますよねー。

  5. ぎょえ== 家が引っ越しって??? 初めて見た〜〜〜 しかもひゃくえん???
    でも、解体するにもお金がかかるから持って行ってもらった方が、持ち荷主にとっても良いものね。それでも建てるより安いのね?  家が道を動いているのを見たら、ぶったまげてしまいそ〜!! (海まで見に行ったの?)

    1. tomさん、こんばんわ! お返事遅くなってごめんなさ~い。
      こういうこと、イタリアでは無いよねぇ。建てられた場所に何百年居座ってしまうのが常のことだもんね♪
      100円で家を買って移動費を支払って、新しい土地に設置してもらうのに。。。どれくらいかかるんだろう〜。っていつも不思議。自分の土地を持っていたら、このオプションのほうが安いのかな。
      うちから海までは200メートルくらいなのよん♪ 夕涼みがてら見に行ったよ〜。

  6. 写真見て目を疑いました!!!
    家が家ごと移動してる。。。そんな事があり得るのですね!
    イギリスでは見た事ないけど、特別に保護された建物などの移動は過去にあるそうです(旦那記憶)。

    いやぁブログでだけどいい物見せて頂きました。
    後オレンジの花畑↑
    とっても綺麗でうっとりしちゃいました、ビーのオレンジの足輪にも。ふふ

    1. naokoさん、こんにちわ〜。
      あるんですよ〜。家ごと移動しちゃうんです。何度か見たんですけど、いつも「去っていく家」ばかり。海からやってきて、空いた土地に運ばれてきた家っていうのは見たことないです。
      こうして家が丸ごとリサイクルされるのって、微笑ましいですよね。使える部分もたくさんあるんだし、今建てられる家よりも、ずっとしっかりとした造りなんだもん。

      カリフォルニアポピー。眩しいオレンジですよね〜。他のポピーよりも、マルハナバチたちはこのオレンジ色のがだいすきみたいデス♪