谷川俊太郎さんの詩は昔から好きだ。
たくさんの詩人を知っているわけではないので、谷川俊太郎さんの作品が多くの詩の中で一番好きなんだ!とは言えないのだけれど、彼の詩を読むと不思議と「なつかしい」気持ちになる。そういう感覚で「好き」なのです。子どもでもわかる言葉で書かれている。日本人で良かった、日本語で読むことができてしあわせだなぁとも思う。
何歳の自分が読んでも「すきだなぁ」と感じる、変わらないものがそこにある。
今日、偶然、ネットで何かを検索していて目についた記事が、谷川俊太郎さんの対談記事だった。「生きる」という作品が絵本になったことについて話されているもの。→記事 @ KOKOCARA
「生きる」は谷川さんの作品の中でもとてもポピュラーなものらしい。でも、私は今日始めて読んだ。
私事になるのだけれど、私の名前の一字は父からもらったもので、それが「生」。それもあって、最近特に、「生」という字に親しみを感じるし、見るとぴぴっと反応する。
対談記事で使われていた写真の中の谷川さんは、すごく生き生きされている。肌もつっやつや、目もきっらきら。
追加:朝日デジタルでも谷川俊太郎の特集があるよ。「いきる」「はなす」「あいする」「きく」「つながる」というキーワードに対する谷川さんのお話。→朝日デジタルの記事
谷川俊太郎さんにお会いしたいなぁ。
生きる
谷川俊太郎 詩
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
*
この詩、何度も読んじゃった….。とってもいいね。
Sachieさん、いつもありがとう♪
良い詩よね。 谷川俊太郎さんの詩には、「いのち」や「宇宙」や難しく気取った意味ではなくての「普遍性」のようなものを感じることが多くて、そういうところが「懐かしさ」につながるのかな。
↑にもう一つリンクを紹介してみたよ。これは少し前に朝日デジタルで見つけたものなんだけど、谷川さんの対談記事。良かったら見てみてね♪
ああ、この詩を久しぶりに再読しました。ありがとうございます~♪
ひらがな、カタカナ、漢字の究極のバランスですね。言葉とことばとコトバ、雰囲気が全く変わるから不思議。
Cecileさん、こんばんは♪
やっぱりご存知でしたね〜☆
日本語って面白いですよね。おっしゃるとおり!ひらがな、カタカナ、漢字で視覚的に受ける印象も解釈の仕方も違ってきます。句読点をどこでどう使うか、縦書きにするのか横書きにするのか、などでも変わってきます。
日本語が母国語で良かったです!
谷川俊太郎さん、会ったことあるよ~。15年くらい前かな?
谷川俊太郎さんの詩って、小学校の国語の教科書に載ってなかった?
谷川さんの詩、すきだったけど、わたし、国語の教科書に載ってる詩や文の作者って全員死んでるって子どもの頃思ってたの。笑 それが、カルチャースクールの講座で谷川俊太郎さんが講師になっているのを見て、「生きてたのか!!」と驚いて参加したんだよね。とっても元気でつやつやでした。笑
今は80代になられているけれど、実は私の職場の活動をずっと支援してくださってるの。
ずっとお元気でいてほしいな。
Umiさん、おはよう!
へぇっ!谷川俊太郎さんに会ったことがあるなんて、いいなーっ。
教科書にのっていそう♪ 覚えてないけどーっ。 ぶははっ。教科書で紹介されているっものの作者、全員死んでるって思っていたって。。。笑。気持ちはわかる。
生で動いている(?)谷川さんを見てびっくりしたよねぇ。あははっ。 彼は今年93歳になられるよ!肌がつやつや、目がキラキラ。ネットの対談の写真しか見ていないけれど、きっと今も変わらず生きることを楽しまれているんだろうなーって思った。
Umiさんの職場の活動の支援をしてくださっているなんてー♪ 私にとっては雲の上のひとだけれど、Umiさんにとってはもっと身近な存在だね♪
奇遇やね。近所のブックカフェに並んでいた中からふと手にとって読んだのがこの「生きる」の絵本やってん。軽い気持ちで手に取ったのに読み終わったら涙が溢れ出て、帰ってすぐネット注文したよ。素朴でシンプルな言葉たちに込められた強いメッセージに心打たれるよね。
わーーーーー☆
奇遇すぎるっ! それって最近のことなん?
わーーーーーっ☆ なんか、やっぱりCkとどっかで(?おヘソのあたりで。笑)繋がってんやわー。嬉しい♡
絵本バージョンは見せてもらったことないねんけど、すごくいいらしいね。この一遍に合わせた世界がすごく上手く描かれてるって。
「空の青さをみつめていると」っていうのは昔から好きやねん。青空をぼーっと眺めると浮かんでくる一遍やわー。