Goodies#342: 庭のシャクナゲとツツジ

ビクトリアではチューリップと桜が終わるか終わらないかのころ、シャクナゲとツツジのツボミが自分たちの出番を待ちながらぐんぐんとふくらむ。ちょうど今、ビクトリアの街を歩いたら、どこにいってシャクナゲとツツジの大きな色の「かたまり」が目に入って来る。

シャクナゲは、こちらでは「Rhododendron」。みんな「ロードー」って呼んでます。日本で一般にツツジって言われるものは「Azalea(アザリア)」。二つは親戚同士の植物らしいので、花のかたちはとてもよく似てるのだけど、葉っぱの形は似てません。なので、私はいつも葉っぱで見分ける。それから、この辺りのシャクナゲは「高木シャクナゲ」「セイヨウシャクナゲ」だそうで、日本の可愛らしいものとはサイズがぜんぜん違う。うん、大きなものは「木」です。2階建ての家の窓から花が見えるくらい、の高さのものも珍しくないです。

調べてみると、22〜23種類のシャクナゲ=ロードーが、北アメリカの西海岸のネイティブプラント(起源のある植物)なんだって。でも、アジアに起源のあるものは1000種類っていうから、それに比べると種類は少ない様です。日本にはツツジやサツキだけでもたっくさん種類があるみたいです。

で、うちのシャクナゲとツツジを見てやってくださいませ♪ 今が見ごろ〜。

今年、今まででいちばんキレイな色で花をつけたシャクナゲ。

シャクナゲ

この白いのは、背丈はそんなに高くないけど、年寄りだと思う。今まで庭の端っこに押しやられていて、花を咲かせることもできなかったもの。去年の秋に移動させました。少し環境が変わっただけで、こんな風に花を咲かせる。植物の素直な反応にはいつも感心する。

黄色のシャクナゲ

この黄色いシャクナゲも、去年移動させたもの。柔らかい薄い黄色が可愛らしい。

それから♪ こちら(↓)のツツジ。

コーラルピンクのツツジ

大学の庭園で見かけるこの色のツツジが、好きで好きで仕方がなくって、数年間探しまわって、ようやく去年の秋に一株見つけたのです。私のこのツツジはまだそれほど大きくなくって、1.2 m 位の背丈。ちっちゃいけど、今年は沢山ツボミもついて、鮮やかな色を見せてくれました。

シャクナゲとツツジ。小学生の頃の下校途中、友達と人の家のシャクナゲやツツジの花をむしっては、蜜を吸って、何色が美味しいと味くらべをしたものでした。

シャクナゲ&ツツジの花を見ると「こういうスカートがあったらかわいいだろうな」っていつも思う。