New York Public Library

NY滞在中、街を歩いているときは、ずぅっと上を見上げていたような気がする。

建物という建物が、縦にも横にもとにかく大きかった。私を圧倒したのは、その大きさだけではなくて、建築物から「富の重み(weight of its wealth)」を感じたから。そう、NYCで感じたのは、ケタ違いの「富」とそれの放つ「パワー」。言葉や数字をみて「すごいね〜、リッチなんだね〜」って頭で感心するのとは違う。肌に浸透してくるような「富」があちこちに存在していた。

一例。NYCのパブリックライブラリー(公共図書館)。

ニューヨーク公共図書館

図書館がさ、どうしてこんなに大きくて立派なの?…と、唖然としてしまいました。右端に写っているライオンは「レオ」って名前でこの図書館の目印なんだって。マスコットキャラクターらしいよ。

ニューヨーク公共図書館

わかるかな、この天井の高さ。

この図書館は、「Public Library(公共図書館)」なのだけど、ニューヨーク市が公立運営しているのではなく、「個人の寄付金」から成り立っているものなんだって。つまり「法人」の私立図書館。「Public」って呼ばれるのは「公共のひとたちにオープンしていますよ」と言う意味なんだそうです。

ニューヨーク公共図書館

1848年から1918年までの寄付金提供者の名前がずらり。

ニューヨーク公共図書館

私がとても感心し不思議にも思ったのは、一つの建物に注ぎ込まれた「美意識」。お金を持っていても、ものすごくセンスが悪くてとんでもない趣味の豪邸を建てる人たちってたくさんいる。この図書館を建てた際に、どうやってこのスケールの建築デザインのビジョンを築き上げたのだろうって、それがとっても不思議です。その他訪れた美術館でも同じように感心してしまった。

ニューヨーク公共図書館

↑↑↑図書館の天井画。トショカンノテンジョウガだよ。

ニューヨーク公共図書館

ニューヨーク公共図書館には約5200万冊の本が収められているそうです。

ニューヨーク公共図書館

どんな人達がどんな本を読んでいるのだろう、どんなリサーチをしているのだろう、ここの図書館員さんたちはどんなふうに情熱的に本について語るのだろう… と、まじまじと眺めてしまいました。

ニューヨーク公共図書館

イギリスの詩人、ジョン・ミルトン(John Milton)の格言:

「良書とは、これからの人生に処する基本精神を養うために朽ちることなく秘蔵された貴重な血液である」

ここでは写真を撮ってはいけなかったんだけど、「No Photo」のサインに気づく前に一枚撮っちゃった。ごめんなさい。

NYパブリックライブラリー

壁にびっしりとならんだ本を眺めながら、これこそ「富」なんだ、って思わずにはいられませんでした。

 

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