この曲作ったのは誰だろうな。コレ、以前にもどこかで聞いたことある!
っていうアーティストの名前を、ある日突然見つけたときって感激。それが「Mulatu Astatke」というエチオピア出身のミュージシャンだった。Ethio Jazz・エチオジャズの生みの親。
彼の名前は分からなくても、作品は耳にしたことがあるんじゃないかな。
まず、これ「Yegelle Tezeta」。
どう? 私は今までに見た映画の中で2度ほどこの曲を聞いたことがある。Bill Murray主演の「Broken Flowers」。このブロークン・フラワーズは、Mulatu Astatke の曲が大きなヒットとなった映画なんだそうな。ロンドン、ニューヨーク、ボストンで音楽の勉強をし、エチオピアの伝統音楽をアフロ、ジャズ、ラテン、ファンクに融合させた独特の世界。なんだって。
Multatu の曲が妙に気になって、心に残っていた理由の一つは、最初に聞いたときに「これって、日本のジャズアーティスト?」って印象を受けたから。うまく説明はできないけれど、なんとなく「大正っぽさ」がただよってない? といっても、私は大正に生まれたわけではないから、「昭和の雰囲気」って言ったほうがいいのかな。なんとなく商店街っぽい楽しさがあって、どこか気だるく宙をさまよう感じもある。そんなことない?
だから、日本人かも!と、ずっと気になっていたのです。こうして謎がとけてスッキリ♪ Mulatuさんの作品をYoutubeで色々と聞いていて「酔っ払いそうに」なりました。でろんでろんの酔っぱらいではなくて、気持ちのいいほろ酔い気分です。ひとを「酔わせる」、そんなちからがあるのかも。
上の2曲は「Ethiopiques 4」に収められてます。
アルバム「Mulatu Steps Ahead」の中の一曲「Green Africa」(↓)これもまた好きです。
ムラトゥ・アスタトゥケ。名前を見つけることができて嬉しい。
*参考までに*
一番新しいアルバムは「Sketches Of Ethiopia」
2013年に来日もされていたらしいです♪
*Doodle Marathon update:hat girl with a singing bird→☆