Goodies#335: にぎやかな雑草たち

にぎわっております。私たちの庭。

東西南北どちらを向いても、雑草たちのワイワイガヤガヤという声が聞こえてきそうなくらい。うん。夏の海水浴場の様。しっかし、雑草ってどうしてこんなに元気なんだろ。野菜たちや植えてある草花は、今年の寒い春に縮こまってるっていうのに。今年の雑草たちは例年通り、元気いっぱいでイキイキとしてる。

快晴の日曜。

快晴の日曜

さっさと掃除機をかけて洗濯をしてしまい、そのあとはこの雑草たちに付き合うことにしました。うぇ〜ん。

で、一日雑草たちをひっこぬくっていう作業をしていると、うちの庭にはびこっている雑草の種類にも馴染み、ひとえに「雑草」って言ったって、それぞれの根の広げ方の特徴や匂いなど、様々だってことに気づく。

そこで、うちの庭で幅をきかせている「メジャーな雑草たち」を幾つか紹介してみよう☆ (←いらないって?)

① モーニング・グローリー(=ヒルガオ、かな?)→日本の繊細な朝顔とは似ても似つかない。

雑草

恐るべしモーニング・グローリー。タンポポが雑草の王様なら、このモーニング・グローリーはクイーンと呼びたい。水分がほぼゼロの土からでも、根っこが5ミリ残ってさえいれば、するするとツルを伸ばし、周りの草花を「覆い尽くす」。そして白い花を咲かせます。根っこは白く、一本線で伸びるので引っこ抜きやすいんだけど、長〜〜っくって切れやすくもある。モーニング・グローリーを根絶しようと思ったら、7年間、花を咲かせてはいけない、と言われてます。引っこ抜いたツルを、コンポストなどに入れてしまうと、コンポストそのものがモーニング・グローリーの「母艦」になり、とんでもないことになります。はい、一度やってしまった。「マザーシップ」は今も健在です… ずんずずん…

② ?名前?

雑草

ひゅぅっと伸びて小さな黄色い花が咲く。こうやって同じ仲間同士、仲良く固まっていることが多い。ひっこぬきやす「そうに見えて」、案外抜けない。細かな根っこが横にも広がっているので、抜いたあとももしゃもしゃとしたものが土に残ることが多いです。紫色の茎とその長身のため、「あ、雑草だ」とすぐに見つけられてしまうタイプ。

③ 名前?わからず。

雑草

マメ科だね。このピンク色の花の部分が豆になる。日本にもあるかなー。ぴーぴー草に似ている。これは、葉っぱとツルの部分がザラザラネチネチしていて、周りの草花にへばりつくようにして広がる。根っこは浅いので、根元を持って引き抜けばサラリと抜けます。が、すごい繁殖力。

④ たんぽぽ

タンポポ

雑草キング。これまた素晴らしい繁殖力。ご存知のとおり、根は真っ直ぐ深くしっかりと伸びるので、抜きにくいのだー。たんぽぽは、以前紹介した「ウィードリムーバー」で抜いてます。とにかく、種になる前に抜かねば…

⑤ ニリンソウ(の一種?)

雑草

何でも、日本には「ニリンソウ園」なるものがあるらしい。ブログ ALLEZEな日々のClarkさんが紹介されていたよ(記事はココです)。これを見たときはおったまげた。雑草保護地区だもんね。なーんにも世話をしなくっても広がる。日本の「ニリンソウ」は白くてかわいらしい様ですが、葉っぱをみて同じ類に間違いないと確信してます。とにかく。これは「大変厄介な」雑草のひとつ。たんぽぽよりも脅威的。どうも「根茎」といって、地面の下で水平に茎が伸びるようです。根っこだけでなく、茎まで広がり、広がった先でまた一個体として花を咲かせ茎をその先へと伸ばしていきます。つまり、仲間同士、手と手をしっかりとつないで、しっかりと根を張るので、抜けないんだってば。ほんっっっっとうにイヤな雑草。しつこい、くどい、うっとおしい、そしてタフ。

…とまあ、ワーストファイブでやめときます。

お口直しに。

野生のオダマキ(↓)の一種。この辺りのネイティブフラワーのひとつで、カランバイン(Columbine)と呼ばれるもの。いろんな色もあるし、なにより、はなびらの形にバラエティがあって可愛らしい。

オダマキ

オダマキも雑草たちにまみれながら、毎年顔を見せてくれる。背筋がまっすぐで、好きな花。

Columbine

ほらね。同じオダマキでもちがうでしょ。

雑草

よく働いた日曜日でした。はー。やれやれ。