Goodies#264: 葉脈の美

私にしては珍しく、朝からフル回転の日曜日。

2週間家を離れる前に、どうしても片付けておきたかった庭仕事がひとつ:3株のシャクナゲを植えかえる。

えっさほっさと株を掘り起こし、植え替える新しい場所の土をおこし、よっこらせと植え替える、という作業。そんな力仕事の合間、たまった落ち葉を手でかき集めていると。

snail

かたつむり。冬の間、落ち葉は庭の「毛布」の役割をする。草花だけでなく、こういう小さな生き物も落ち葉の下で春を待つ。

こんな風にそっと落ち葉をかき分けていて見つけたものが、もう一つ。

葉脈

葉っぱがゆっくりと分解・腐食して、残った「葉脈」。英語では「Skelton Leaf」と呼ばれている。この葉脈を金属加工してアクセサリーを作る人もいるヨ。

重曹や「ブリーチ(漂白剤)」などを使って、人工的に葉肉を溶かし、こういう葉脈を作ることもできるんだそう。

こういうふうに時間をかけて自然にできた葉脈に、とても惹かれます。で、一枚、二枚と見つけるたびに、小瓶にいれてしまう。集めた葉脈を何かに使う、というわけではないのですが。

自然の創りだす「模様」を見て、不快に思うことって殆どない。そのうまくとれたバランスであったり、心地良くリズミカルであったり、この葉脈のように手放せなくなるくらい繊細であったり、きれいです。

skelton-leaf

これは多分、ローレルっていう木の葉っぱ。

skelton-leaf

傷まずに、キレイにまるごと葉脈が残っているのは、珍しいです。

葉脈

これは、アジサイの花びら。きれいでしょ? この一枚を見つけたときは、目がきらきらしました。

小さな微生物が葉肉を少しずつ分解していたのだろうな、と、想像すると、これまたうきうきしてしまう。

葉脈、探してみてみましょう♪