Goodies#121:  苔むす

苔の清々しい緑には、自然にひきつけられる。なんとなくほっとする。

苔むす

万葉集や古今和歌集、日本の国家にも「苔むす」という言葉がでてくる。そんな風に昔から「苔」と特別な関係(?)を築いてきた日本人の「血」には、「苔に対する特別な想い」がインプットされているのだろうか。

...とはいえ、日本庭園を訪れた外国人さんたちだって、苔むした細道やお地蔵様を愛でるんだから、日本人が特別ってわけでもないか。

...と。苔の細道を通り過ぎながら思った。いつも自転車で通る Mystic Vail です。

苔という日本語は、「木毛」又は「小毛」に由来するらしいです。木に生える毛、小さな毛、だもんね。

苔むす

苔にも色んな種類があるでしょうが、この辺りでよく見かける「木の幹の北側に育つ苔」は、毛足(?)が長くふさふさとしている。

転石苔むさず」という諺。英語では「Rolling stone gathers no moss 」。イギリスでは「腰を落ち着けて長く一つのことを続けないと成果は上がらない」の意味に取るのに対し、北米では一般に、「常に変化するものは、古びることがない。」と解釈されるらしい(ウィキより)。苔むすことが「良し」なのか「悪し」なのか。

私は「苔むして良し」→イギリス版の理解をしてました。アメリカでは、どんどんと変化し新しいものを追い求め、苔も生えないくらいつるつるでいることが良し。と理解されているんだぁ。知らなかった。

苔むす

諺の理解の仕方にも、お国柄がでてますか。ね?

にほんブログ村:
にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へクリック、どうもありがとう。

Goodies#120: きのこのこのこ

秋の雨がひとふりする頃、きのこがのこのこと現れる。

きのこ

木の幹の周りだとか、花壇だとか、ときには原っぱの草原の真ん中だとか。出没する場所もまちまちで、のこのこでてくる種類もいろいろです。茶色、黄色、白っぽかったり赤っぽかったり。形も、帽子の形、傘の形、レースを冠った可憐なもの、平たくへらへらしたものなどなど。おもしろい。

きのこ

きのこ。食べるのも好きだし。こうやってじっと見ているのも楽しい。

写真もとったことだし、と、きのこについてちらっとWikiをのぞいてみてびっっくり仰天。

「きのこ、奥が深いぞー。」

きのこは「菌子の集まりだ」程度のことしか知りませんでした。(←おねえさん、高校で習ったんじゃないのかい)
菌類が胞子を形成するためにつくる「複合的な構造」のことを「子実体(しじつたい)」と言うんだそうですが、子実体の大きなものを一般に「きのこ」と呼んでいるそうです。

ウィキやらなんやらで「きのこ」の生態などについて読んでみたけど。非常に Visualize / 視覚化しにくい。絵に描いて(頭で想像して)図式化できないと、うまく理解できないわたし。うーん。つまり、菌類が自分の子孫を残すための「たまご」のようなものが「胞子」で、その「胞子」の「お宿」となる菌糸の集まりがきのこ? で、その「お宿」にはいろんな形があるために、きのこには様々な形があるわけ。か?

間違っていたらごめんなさい。各自勉強してください。

きのこ

するするとのびた「きのこ」たち。生態系のサイクルの「分解」という重要な部分を担当しているんだそうです。

きのこ

数日のうちに、土へ還る。

もう一度、きのこについて読んでみよう。

にほんブログ村:
にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へクリック、どうもありがとう。