初めての原田マハさんの一冊

一つ前の投稿の「ワタクシゴト」にたくさんの温かいコメントをどうもありがとうございます。自分の体がどうのこうのっていう話ってあまりしないけれど、コメントやメールでお話を聞きながら勉強にもなり元気もでましたー! ありがとうございます!

さて、先週末、ぼーーーっとしていたときに、ずぅっと読みたかった原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を2日で読みきった。初めての彼女の作品です。アマゾンの古本で買って「こういうときのために」ととっておいたのー。

良かった。とても。

あぁ。。。数日たった今も余韻に浸っている。読みながらも、この物語の中心になっている一枚の絵「アンリ・ルソーの夢」を何度も何度もスマホやコンピューターで開いて見てしまった。

Wikiより

ルソーの作品は大好きです。子供の絵本のような鮮やかさと柔らかさがあって、人物はぽんと押したらそのまま倒れそうなコケシのようでそれが楽しい。写真で見ていても、一筆一筆を丁寧に色を重ねて描いたのだろうなってわかる。筆の運びが優しいというか。人物は直立不動が多いのに、彼の描く植物はとても柔らかそうで。好きです。

なのに、彼にまつわる話はほとんど何も知らなかった。ネットは便利で、本を読みながらあれこれルソーについて調べてしまった。楽園のカンヴァスは決して長い物語ではない(294ページ)だけれど、その中でこの一枚の絵に不思議と引き込まれてしまった。上手く説明できないのがもどかしいのだけど。。。本を読みながら絵を知る(知り合いになる?)という感覚が不思議だった。登場人物のルソーに対する情熱の描写がとてもうまかったから、私もすっかり情熱的になってしまったのかもしれない。読みながらいくつかのシーンでほろりときてしまった。

以前、一度ニューヨークに行ったときに、ルソーの「夢」が収められているMoMaにも行ったのです。なのにっ! 見なかったー!!! あほっ。 というのも、その前にメトロポリタン美術館をじっくり見てしまい、MoMaを廻る頃にはもう頭が飽和状態で何を見ても「処理できない・受け入れられない」状態だったのです。だから。。。「夢」に出会わなかったのでした。あぁ。。。もし、もし、宝くじが当たったらNY行きのチケット買ってMoMaに行こう!と相方に言いました〜。

原田マハさんの作品はもう一冊「ジヴェルニーの食卓」も持っている。とってある。読みたーい。こんな物語の書ける原田さんってどんな女性なんだろな〜。彼女の大好きなアーティストや作品って何なんだろうな〜、なんて思いました。

 

散歩道の山吹。大好き! 小さな苗でいいので欲しいな。枝を切ったらそこから増えるかなぁ。こっそり切ってもらっちゃおうかな。。。それにしても寒いビクトリア。今週末はイースターの4連休だよっ!どうかどうか晴れてくださーい!

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