ランチタイム・図書館

今日は長靴じゃなかったし、外はまだまだぐちょぐちょしていたので。

散歩の代わりに図書館をうろうろした。

2階の窓からの風景。

まだ白い。

今週末にはすっかり溶けるらしい。数週間前までは、「この冬は暖冬で、春にはたくさん虫がでてきて果樹の葉っぱを食べつくすのだろうな」って思っていた。こうしてきゅっと寒くなって数日雪に覆われたことで、虫の異常発生を防いでくれるかも。そうだといいな。

探していた本があるべき場所になかった。

あれれ〜? と、その場でスマホを使ってチェックしてみる(←便利よね〜、こういうとき)。すると、誰かがすでに借りてしまったと出ていた。仕方がないのでそのあたりに並んでいた本を一冊手にとってみた。

Lauren Groffという作家の「Arcadia」。聞いたことのない作家だけれど、ちょっとのぞいてみようかなと思って。なんとなく、「ばったりと出会った」本を読んでみたい気分だったのでちょうどいい。ついでに日本語の本が並ぶ棚の前に立って、もう一つ手にとった。多和田葉子さんの「ヒナギクのお茶の場合」という一冊。この人も知らなーい。

私は英語で本を読むのがとっても遅いので、借りるとなかなか返せない。でも、大学の図書館は誰かがリコールしない限りは1タームキープできる。4月の終わりまでオッケー♪ 読むの、とろいくせに、古本屋さんや図書館の棚の間を歩くのは好きです。この一冊一冊に知らない世界が詰まっているのだと思うとわくわくする。ただ並んでいるものが好き、というのもあるのだけれど(笑)

今週末は三連休。そして、来週はリーディングブレークで学生さんたちは一週間休み。少し静かな一週間になりそう。

良い週末を!

スパゲティスクワッシュのキャセロール

Winter Squashたちが店に並ぶ季節になりました♪ 今シーズン初の「スパゲティスクワッシュのキャセロール」を作ったよ。レシピは以前にも紹介したことのある、「Moosewood Cookbook」(→☆)より。

moosewood cookbook この本は相方がずいぶん昔に買ったもので、よく作るレシピのページはボロボロ。お肉を食べたくない気分の時は、このMoosewood Cookbookに頼ります。中でも、相方はこの「スパゲティスクワッシュのレシピ」が大好き。

スパゲティスクワッシュ

材料:

  • 20cm程のスパゲティスクワッシュ
  • 刻んだ玉ねぎ 1C
  • つぶしたニンニク 2かけ
  • トマト 2個
  • マッシュルーム(スライス)220g
  • オレガノ 小さじ半
  • 塩コショウ
  • リコタチーズ 1C(又はコテッジチーズ)
  • モッツァレラ 1C(おろしたもの)
  • パセリ 1/4 C (刻んだもの)
  • バジル 小さじ1
  • タイム 少々
  • ブレッドクラム(細かいパン粉) 1C
  • パルメザンチーズ 適量

スパゲティスクワッシュって、名前は奇妙だけど、見た目は黄色い瓜みたい(↓)。半分に切って、少し水をいれてほぐせるくらい柔らかくなるまで190度のオーブンで焼く。

スパゲティスクワッシュ

こうして(↑)ホロリとほぐれるまで。約30〜40分。

スクワッシュがオーブンに入っている間に、残りの材料を炒める。フライパンにバターを溶かし、玉ねぎ+ニンニク+塩コショウ+マッシュルーム+ハーブ類をいれて炒める。

スパゲティスクワッシュ

玉ねぎにしっかりとひが通ったところで、ざく切りにしたトマトを加えて炒める。トマトの水分がほぼなくなるまで炒めましょう。

スクワッシュが柔らかくなったら、オーブンから取り出して少し冷まし、スプーンなりフォークなりで中身をすくい出す。繊維が麺のようになっています♪「スパゲティスクワッシュ」と呼ばれる理由がわかるでしょ?

スパゲティスクワッシュ

今回のは「当たり」だったみたい。このまま食べても甘みがあって美味しい。

このスクワッシュと、炒めたマッシュルームなどの野菜と、リコタチーズ+モッツァレラ+パン粉を全部混ぜる。

スパゲティスクワッシュ

今回は、家で焼いたパンを使って細かなパン粉を作った。スーパーで売っているコチラの細かいパン粉は、どうも古いパンの味がして、それが料理に移るのです。自分で作るパン粉を使ったほうが断然おいしいよ。

混ぜた材料を内側にバターを塗ったキャセロール用のポットなどにいれ、パルメザンチーズを上にたっぷりふりかける(私はパルメザンは省きました)。で、蓋をせず、190度のオーブンにいれて40分。

出来上がり〜☆

スパゲティスクワッシュ

全部の材料に既に火が通っているわけだけど、オーブンで焼くことでチーズがとけますよん♪

とっても素朴なスクワッシュが主役のキャセロール。繊維質たっぷりでお腹にもたれない。ふんわりとした甘みがあり優しい美味しさです。ベジな西洋風おじや(?)といったところでしょうか。このキャセロールを作るときは、一日目はこれだけ!の夕食。二日目は残りと一緒に少しお肉か魚を食べたりします。プラス、お弁当にももっていけるし♪ エコノミカル。

スパゲティスクワッシュ

 *嬉しいニュース*

カナダの作家、アリス・マンローがノーベル文学賞を受賞したねっ!「master of the contemporary short story」と言われている彼女の短編小説は、いくつかは日本語にも訳されているよ(→☆参考までに)。私はまだ2冊しか読んだことがないけれど、女性の視点から描かれている心の描写がとても新鮮です。
I want the reader to feel something is astonishing. Not the ‘what happens,’ but the way everything happens. (by Alice Munro)

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古本屋さんでペーパーバックを見つける愉しさ

いひひ。全くヒネリのないタイトルに、自分で笑った。

相方が古本屋で本を探すというので、私も一緒についていった。久々の古本屋「Russell Books」。ビクトリアで人気の古本屋さんで、とっても充実している。それに、数年前に二階部分を大きくしてジャンルごとにわかりやすく分類しなおしたので、以前よりもずっと本を見つけやすくなった。

Russell books

以前は、天井まで敷き詰められた本が、だだだーっとなだれ落ちてくるんじゃないかとドキドキだった通路も今はスッキリ。店内は混沌としていてホコリ臭かったのに、この通り(↑)ずいぶん明るい印象です。店員さんによると、新しい本のコーナーもあるらしい。

Russell books

本がびっちり。

私も相方も「Kindle Paperwhite」を持っていて、それはそれで愛用している。特にちょっと出かけたりするときや旅先なんかでは、コンパクトなKindleはありがたい。日本のアマゾンのキンドル本の数はまだまだ限られているけれど、それでも和書を手軽に購入できてしまうのは「母国語活字」に飢えているときには、嬉しい限り。

でもね、紙の本には特別な良さがあり、電子書籍に100%のりうつるコトはできそうにない。一冊一冊、表紙も重さも活字の大きさも違い、紙の質感を感じ、匂いがあり、パラパラめくる音がする。Kindleで本を読むようになってから特に、「読書って、ただ活字を目で追うだけの経験ではないんだな」って感じるようになった。

相方も「It’s a totally different experience」って言う。

で、紙の本を読みたくなって、今日は3冊買ってきたヨ。

古本

Rohinton Mistryの「Swimming Lessons: and Other Stories from Firozsha Baag 」とAlexander McCall Smithの「Tears of the Giraffe” 」と「Morality for Beautiful Girls 」。

Rohinton Mistry(ロヒントン・ミストリー)はインド系のカナダ人。初めて読んだ彼の作品「A Fine Balance」がとても印象的で、好きな作家の一人です。のめりこんで読める英語の本に出会うのって、そう頻繁にあるわけではない。何年英語で生活していても、日本語で読むようにすらすらとは読めないし。 私は小さい時にバングラデシュに数年住んでいたのですが、その当時のバングラデシュやインドの影響があるのか、彼の描く繊細な人間模様に強く惹かれるみたいです。調べてみたところ、彼の作品の中では「Such a Long Journey」は訳されているよ(→「かくも長き旅」)

Alexander McCall Smithは、「No.1 Ladies Detective Agency(No.1レディーズ探偵社、本日開業)」でよく知られている作家で、アフリカ(ボツワナ)を舞台にした物語だけでもたくさんあるよ♪  今日買ってきた二冊も、同じミス・ラモツエが登場するもの。可愛らしいストーリーで読みやすいです。日本語にも訳されてるね♪No.1 Detective シリーズはテレビのドラマにもなってるよ(→☆)。これがすんごいチャーミングで大好き〜。

さて、お布団に入って「Swimming Lessons」を読み始めてみよーっと。

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