再会:高校友だち

帰国中に懐かしい再会があった。

そのひとつが「高校友だちとの再会」!

いやぁ。。。感激した。

この日会えたのは4人。その中のM子とChoさんとは高校卒業以来初めての再会!…32年ぶり。よね?
32年って。。。それって、その中にもう一つ人生を作れそうな長さ(よくわからん表現だけど)。

そしてあとの二人、NちゃんとAちゃんは、私がここで学生をしていたときに一度遊びに来てくれているので、25,26年ぶり。とにかく、みんなみんな20年以上ぶり。

そりゃ、集まったら騒ぐわな。

6時間じゃ足りんわな。笑。

若い頃の、自分の10代を知ってくれている友だちって、50になってから再会しても「あの当時のまま」なんだなぁって、しみじみ思った。

Aちゃんとは、いつも通学で乗っていた電車(名前は変わったけど)で落ち合って一緒に待ち合わせの駅まで向かうことにした。「あたし、カワチイワフネで乗るから、合流しよ!3両目な!」「わかった、3両目やな!」って。

もうね、カワチイワフネの駅に電車が到着するときのドキドキといったら。駅のホームにAちゃんが見えたときの感動といったら。

まったく変わらない彼女。ふたりして声を押し殺しながら「うきゃぁーっ!!!」って大騒ぎしてしまった。何から話せばいいのかわからなくて、思いつくことをお互いに鉄砲玉のようにうち放った。そんな中に、「ちょー、Aちゃん、見てーや、さっきまでズボンにカメムシついとってん!最近のカメムシはこんな緑やねんな〜!」

こんなどうでもいいことまでも話したくなるのが、旧友?

みんなで6時間過ごしたのは、Choさんが見つけてくれた「お部屋」。1時間いくら、で、アパートのひと部屋を借りれてしまうっていうサービス。そんなのがあるんだねー☆ キッチン、バスルームも付いたワンルームマンション。そこにテレビもソファーもあり、入室したときに写真を取り、出る前に掃除もしてはじめと同じように戻し、ゴミはきちんと集めて捨てるところまでして終了。日本人客だからできてしまうサービスなのだろう。もちろん日本人でもきちんと掃除しない、時間を守らない客もいるだろうけれど、同じことを北米でやったら「ルール違反客」に追加チャージを請求するのにくたびれてしまいそう。

みんなで「ドンキ」というところでお菓子や飲み物を調達。私にとっては「初・ドンキ」。ものの多さと眩しい明かりと音と「余白のなさ(?)」に目が回りそうだった。さくさくとお買い物をしてくれていたみんなを、一歩引いたところから眺めながら、「いちいち目を回していたら生活していけないんだろうなぁ。」なんて思った。

あっという間の6時間。その中で、おそらく、いっっっち番盛り上がったのは「卒業アルバム閲覧」タイム。笑。

ほんま。笑えた。久しぶりに涙が出るほど笑った。涙出たっ。

私たちも高校生だった。先生にあだ名を付け、キャラクターの濃い先生たちのエピソードをあれこれと思い出し。Aちゃん、Nちゃん、Choさん、M子の話を聞いていて、自分がすっかり忘れてしまっていた記憶が色鮮やかに蘇ってきた。すっこーーーんと抜け落ちている記憶なんて、たくさんあるんだろうなって気づいた。

そういうちいさなエピソードが、いちいち懐かしくて面白くて。今あらためてアルバムを見ると、高校生の自分たちや、あまり仲良くなかった子たちもふくめて、みんなかわいい。男の子たちもかっこいい。あのころの私って、本当に「もさっ」としていて「お団子」のようで、よく見ると当時から「アンパンマン」で、男の子にモテるタイプの女子からはかけはなれ過ぎてていた。でも、今もし当時に戻れるなら、もっと色んな女の子や男の子たちと話がしたい。きっと楽しいと思う。

今回、こうして懐かしい高校の友だちに会えたのは、夏に同窓会があったからなのです。私はもちろん行けなかったけれど、企画をしてくれた人たちのFacebookに友だちの名前があがって。今までずっと「どうしているのかなぁ」って思っていたけれど、連絡先も分からずにいた。で、偶然、その同窓会をきっかけに連絡がとれてねー。帰国中にこうして再会できたのでしたっ。

アルバムの思い出の1ページより。

↑↑「だげら」というのが私。笑。他のみんな、今どこでどうしているんだろう。

高三のときの学園祭は「ローマの休日」。ローマの休日にピエロなんて出てこないんやけど、みんな出場っていうルールだったような気がする。当時の学祭の演劇は、それぞれ熱演だった!そんな青春のかたちが懐かしい。

時間を作って合ってくれて、ありがとう♡ 笑わせてくれてありがとう〜!ほーーーんっっとに楽しかったです!

次に会えるのが今から楽しみだな♪

thinking of Gus.

Gusの写真の横に飾るために束ねたラナンキュラスと、芍薬が、朝日の中でとってもきれいでした。

笑っているGusが目に浮かぶ。

幸せわんこ、だったよなぁ。Gusは。

わたしも、幸せだったもん。

まだ、そこにいるような。

こんな風に花たちが光っているのをみると、Gusが笑いながら私を見ているような気持ちになる。

Fort St. Johnを懐かしむの巻

旧友Sちゃんの今回の旅は、カナダに4泊。ビクトリアに2泊、フォートセントジョン(FSJ)に1泊、バンクーバーに戻って1泊、そして帰国という信じられない様な弾丸トリップ。最初、4泊だけだと知って「まじでー」って驚いた。その後予定を変更してFSJまで行くんだと聞いて「クレイジーっ!!」と叫んだよ。昔と変わらずマイペースなSちゃんは「普段から出張でこういうことやってるから~。日本国内でもちょっと移動したら2時間ほどかかるんだし、ソレを思ったらFSJに行くのも大したことないよ。できるできる。あははっ。」って笑っていた。

そして彼女は、ビクトリアからバンクーバー経由でフォートセントジョンへ。

車で行けば約1300kmの行程。かなり北なのです。朝晩は、すでに氷点下らしい。北だからね。
Sちゃんに、向こうに着いたら写真を撮って送ってね~って頼んでおいた。ブログで紹介してもいいって言ってくれたので、写真を並べまーす♪

Fort Saint John. 旅行では絶対に行かないトコロ。おいでと言われてもきっと行かないトコロでしょう。ネットもなかった20うん年前は、図書館でカナダ西海岸にある大学やカレッジのESL情報を探し、手当たり次第に「手紙」を送って資料を取り寄せた。Sちゃんと私が選んだのは「Northern Lights College」。私がここを選んだ理由は、単に一番早くに返事がきたから。ただそれだけ。運命ってそういうものなんだねー(なぁんて、しみじみ)。ノーザンライツカレッジから送られてきた資料の中には写真付きのパンフレットもあり、ホストファミリー制度も整ってるようだった。知っている人もいないのだし、とにかく「うちに来てくださいよ!待ってます!」っていうウェルカムな雰囲気のこの小さなカレッジとFSJという町を選んだ。

変わっていない…

今なら、海外のどこに行くにしても、事前にネットで手にあまるほどの情報を得られる。写真からの視覚的情報や経験者のりビュー、SNSのタグ検索なんかもできてしまう。「Pre-Net」の時代は情報が限られていたからこそ、未知への期待や不安があった。私も、送られてきたパンフレットの中の雪景色やビーバーダムやムースの写真を何度も見て、「こんなところに行くんだな~。これこそカナダなんだっ!」って胸をときめかせ想像を膨らませた。深く掘り下げて事前調査を「しない」性格なもんで(今も昔も。。。)、一旦「ノーザンライツに行くのだ」と決めてしまうと、カナダの他の大きな街のことなど「別の選択肢」について調べもしなかった。それでも、行ってしまえばなんとかなるもの!

そして日本からバンクーバー経由でフォートセントジョンへ。降り立ったFSJ空港ではホストファミリーが待っていてくれて、小さな空港を出ると3月終わりだというのに真っ白。大きな空! 何もないっ! これぞカナダ! って思った。その年の夏にサマーコースを取るべく通過したエドモントンの街を見るまで、カナダはどこに行っても「こんな風」(=FSJみたいになーんにもなくて、寒くて、おしゃれな建物はなく、森にはムースやビーバーがいる)なんだって信じていた。「無知の強み」というか「無知の甘い副産物」というか、それで幸せだった。

それでは写真を…

そう、この雰囲気。フラットで面白みのないこの雰囲気だ!

フォートセントジョンの様な町ができて廃れるどころか少しずつ大きくなっているのは、近郊に石油プラントがあるから。そう、仕事があるのです。オイルワーカー。Sちゃん情報では、ホテルが増え新しい家もたくさんできていたらしい。そしてなんと、スタバもあるんだってー!

Sちゃんにリクエストして「おさえてきてもらった」懐かしのマッケンジーイン。今は名前が代わり新しくなったらしい。

「ザ・イン」という名のホテルになったのか。

でも、建物の感じは変わっていない。色がかわっただけで。このホテルにプールがあったので、滞在客でもないのに忍び込んで泳いでいたっけな。一昔前はそういうこともできちゃったのでした。

ダウンタウン(というか、ただ町の中心だった辺り)で放課後、学生たちが集まっておしゃべりできる場所も非常に限られていた。中でも人気があったのは「ボストンピザ」!

今は。。。怪しい「マスタロー寿司」になっていた。

寿司屋に見えんっ。看板を入れ替えたら十分「マスタロー・ホームセンター」にもなれる。
それに。一体、マスタロー寿司はどこから寿司のネタを仕入れているのだろうか。Sちゃん情報では、FSJだけで寿司屋が4つもあるらしい!怪しすぎるっ。リポートに行きたい〜!寿司屋の看板あげて、ホットドッグとか売っているかもしれない。いや、すし飯にウインナーがのってるかも!あり得る〜。

この空。

あぁ、ここっ!そして針葉樹林。

ピースリバーだっ!だ

同じESLの中で車を持っていた友達と、少し遠くまでドライブにでかけたな〜。冬はスキーで。

そして、Sちゃんが記念撮影をしていたのが、これっ(↓)。

フォートセントジョンから南に車で約1時間ほどのところにあるドーソンクリークという町。知ってます知ってます。ホストブラザーがこの町でホッケーの練習してたもん。アラスカ・ハイウェイの出発点(知らなかったよ)。世界的に有名なアラスカ・ハイウェイ! そんなに有名だったなんて、これも知らなかったよー。

何もない平原と広い空。

ちょっぴりノスタルジックになってしまった。帰りたいとは思わないけど。

ある日、いつもの様に自転車でこんな平原を右手にカレッジに向かっていたときのこと。はるか遠くに黒い点が見えたのね。その黒い点が、どんどんどんどん大きくなって私の方に近づいてきた。すごい速さで。

大きな犬だった。狂っていた。ものすごい剣幕で吠えながら。クレイジー犬のターゲットが間違いなく自分だとわかり、必死で自転車とばしたなー。いやぁ、怖かった。

Sちゃんから送られてきた写真を見ながら、初めてカナダの北の小さな町に降り立ったときのことを懐かしく思い出してしまった。じんわりとにじみ出てくるようななつかしさ。ずいぶん長々と書いてしまった。20年後、今このときのことを振り返って「あのときあの選択をしていたから。。。だから今。。。」って思うようなことが、今起きているのかなぁ。こんな平凡な毎日の中で。なーんて思ったりもしたのでした。

Sちゃん、Fort St. Johnリポートありがとう!次回はもう少しゆっくりと遊びにきてね〜!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪