「Spelt=スペルト」、という穀物に興味あり。
以前に紹介したQuinoa=キノアと同様、スペルトも古代の穀物。9000年以上の昔にヨーロッパで栽培されていたんだって。スペルト小麦は普通の小麦の原種なんだそうです。でも、普通の小麦と違って、スペルトはとってもタフな穀物なので、品種改良がされていない。それに、普通の小麦やお米の栄養分は「外側」にあって、精製して「白く」する課程でその栄養分は剥ぎ落とされてしまう。スペルトやキノアは栄養分が「中心部」に集中しているそうな。だから、私たちが食べる部分にもぎっしりと栄養が詰まっているわけです。ほっほう。
それからね、スペルト小麦は、糖尿病患者や小麦アレルギーの人たちにとっても嬉しい食材。
グリセミック指数 (glycemic index) とは、炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値(ウィキより)のこと。糖尿病をわずらっている私の友人は、このグリセミック指数の低い食品を選び、血糖値が極端に上がるのを防いでいる。で、このスペルトはグリセミック指数がとても低い。それから、スペルト小麦にもグルテンは含まれているのだけれど、小麦アレルギーのある人の大半が、スペルト小麦で作られたものなら食べても大丈夫なことがとても多いらしい。100%大丈夫、って訳ではないのできちんと調べてもらった方がいいですが。
Spelt・スペルトの効果と効能
- 水溶性が高く消化しやすい
- 必須アミノ酸を含む良質のタンパク質の合が高い
- 食物繊維を多く含む
- コレステロール値を下げる
- ビタミンB2、マグネシウム、ナイアシンなどを含む
- 小児喘息の症状や危険(かかりやすさ)を抑制する
- 女性を乳がんから防ぐ(スペルトには良質の繊維とリグナンが含まれ、抗酸化物質として働く植物エストロゲンの作用をする)
- 心不全を予防する
さて。あんまり気になったもんで、今日のお昼休み、昼ごはんも食べず、歩いて「バルクフード(グラム買い)のお店」に行ってスペルト小麦を調達したのだ。(←食べ物のことになると、行動が早い。この情熱をプロフェッショナルなスキルに費やせていたら… 私は今頃成功していた。)
普通の小麦粉よりもほんのりと黄色味がかっている。
何を作ろう♪ とにかく、味わってみたい。