近頃では「バスツアー」っていうものがとっても充実していて便利らしい。そこで私も始めて、実家の最寄り駅から出発するバスツアーに参加して、父と二人で「竹田城跡」を訪れた。夜久野の枝垂れ桜→出石城→竹田城、というコース。朝7時前に集合して出発~。
私達の乗ったバスは、定員45名ほどだったと思う。平日のツアーだったので、まぁ、空いているだろうと思いきや、なんのなんの43名でほぼ満席。びっくり~!最初に感想をまとめちゃうと:
- おばちゃんたちが元気っ!旅慣れてるっ!
- 程よいペースで運転や駐車場の心配なく、精神的に楽
- バスにトイレが欲しかった
- ガイドさんの冗談が典型的日本人ジョークで、あはははは(←ドライな笑い)
カナダに住み始めてから、団体行動というものがとても苦手になり、「ツアーなんて絶対ムリ」って思っていたんだけど。参加してみると、以外にOK。団体さんの一番後ろについて歩いた。驚いたのは、みなさん、ちゃぁ~んと集合時間の数分前には集合しているっていうこと。これ、日本人だけよっ。私と父は2回ほど、時間に1~2分遅れてバスに戻ったんだけど、おばちゃんたちの視線が厳しかった… 「すんませ~~ん。」と頭下げて席につくの巻。
京都府福知山市にある「夜久野の枝垂れ桜」を見に。途中、春日ICを降りて10分ほど行ったところの河川敷の桜が素晴らしかった〜。小学生がつらなって歩いていたヨ。
ほらっ(↓)。バスを降りて、先頭切ってずんずん歩いて行くおばちゃんたち〜。パワフル〜。
見所のスポットには、100mほどの道の両側に枝垂れ桜が植えられています。もちろん桜なので、開花の時期にはたっくさんの人が訪れるらしい。枝垂れ桜はきれいでした。が。とにかく人が多くってね~。
で、父と私は桜よりも、その隣の畑の「ほくほく良質の土」に注目。桜はそっちのけで、「あの土、めちゃくちゃいい感じやな。」「ほら、よう育つやろなぁ。」と。ったく、私達って。
で、松や杉の苗を育てているらしい、このホクホクエリアに勝手に侵入して、土の素晴らしさとプロの挿し木を賞賛していたところ、持ち主のおじさんに「そこには入らんとって~」と注意されました… また「すんませ~~ん。」の父と私。
田園風景に心が和んだ。薄桃色の山桜と、丁度咲き始めたヤマツツジが、緑の中で生えていた。
夜久野のあとは兵庫県豊岡市にある「出石城跡(いずし)」へ。バスを降りてすぐに、手渡された割引券を使って、有名な「出石そば」を食べた。あまりお腹も空いてなかったけど、来たからにゃぁ。。。と。
しっかりとコシのあるお蕎麦でした~。
こじんまりとした出石城。ここでも、お城よりも石垣の石の積み方の方に関心あり。
本丸よりも上に上がっていく階段があるのですが。。。時間が足りないかも〜というので断念。この先には「有子山稲荷神社(ありこやまいなりじんじゃ)」という神社があるそうです。
雲行きも怪しくなり、一気に気温下がって来たので、慌てて城下町(?)の辺りを散策。ほらね、こうして時間に追われるのが苦手〜。
もっとゆっくりと、ゆったりと歩いてみたかったな。
ツアー参加のみなさんは、上手く時間を使っておみやげまで購入されていた。父と私は何でもない道をぶらぶらと歩いて、集合場所へ。途中、出石焼きのお店があったんだけど、この辺りの焼き物は真っ白でした。
さて。足早に(?)寒い出石城をあとにして、最後の、そしてこのツアーの一番の見所の「竹田城跡」に向かった私たち。大型バスは麓まで行けないので、大きな駐車場で小型バスに乗り換えました。で、そのバスを降りたところから5分ほど歩いて見上げたのが、コレ↓。お城跡だ〜。廃城から400年ほど経っているものの、当時のままの城壁が残っている「国の史跡」です。
20分ほど、てくてくと歩いたかな。かなりのお山の上にあったよ。この竹田城跡、ほとんど知られていなかった城跡だったのに、グーグルだかなんだかのテレビで取り上げられ、一気に注目を浴びたらしいです。麓の川の川霧に霞む風景がとても神秘的で、「天空の城」だとか「日本のマチュピチュ」と呼ばれたりもするらしいよ。
一気に増えた観光客によって傷み初めたうえ、転落事故(?)があったらしく、順路にはシートがひかれていた。東西に100m、南北400mの敷地なんだそうです。
石垣の淵に並んだ古い桜の木が満開でした。お城の跡地をゆっくりと歩きながら、当時のお城が一体どんなものだったのだろうかと想像した。詳しい資料が残っていないものの、15世紀に山名持豊によって築かれ、太田垣光景が初代城主に任じられたらしい。天をつかむような心意気だったに違いない。
お城を思わせるものは残っていないけれど、こうして城跡から峡谷を眺めていると、城主になった気分になる。訪れる人を圧倒する城だったに違いない。
たくさんの写真になっちゃった。見てくださって、どうもありがとう!
今日もご訪問どうもありがとう。
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