さようなら ブルーベックさん

米ジャズ界を代表するピアニストDave Brubeck(D.ブルーベック)。昨日、12月5日、92歳の誕生日を迎える前日にこの世を去ってしまった。

D.ブルーベック

ジャズに疎くても、彼のことを知らなくても、「Take Five – Take 5」は耳にしたことがあるはず。CMソングにも使われていたもんね。

[embedplusvideo height=”387″ width=”480″ standard=”http://www.youtube.com/v/faJE92phKzI?fs=1″ vars=”ytid=faJE92phKzI&width=480&height=387&start=&stop=&rs=w&hd=0&autoplay=0&react=0&chapters=&notes=” id=”ep4304″ /]

コレ(↑)は1966年、ドイツでのステージ。ブルーベックはピアノの演奏、サックス奏者はポール・デズモンド。Take Fiveを含めた7曲からなるアルバム「Time Out – The Dave Brubeck Quartet」は、歴史上初の100万部売れたジャズLPなんだって。それから、ユニークなのは「リズム」。それまでのジャズは、基本的に4/4 ビートか 3/4 ワルツテンポだったそうな。そのリズムをわざと打ち破ったのがこのアルバム。

ブルーベックは2010年のインタビューで、「曲に合わせてダンスすることができないものは、僕は作らない。あの古いビートでは踊れないんだ。」ってコメントしています。

音楽のことはよくわかんない私ですが…一拍子小節に「2+2+2+3(one two, one two, one two, one two three)」又は「3+3+3」のビートを「9/8 Turkish rhythm」と言うんだそうです。普通は1拍子小節に2,3,又は4のビート(拍子)が含まれるところ、ターキッシュリズムでは1拍子小節に9つのビート(拍子)が入るんだって。ブルーベックは、トルコ人のストリートミュージシャンの演奏からインスピレーションを得たんだそうです。このリズムにフォークソングのリズムとモーツアルトの作品のブレンドを試みたのが、このアルバム「Time Out – The Dave Brubeck Quartet」。この中の一曲目「Blue Rondo à la Turk」は、ターキッシュリズムの典型的な例。

[embedplusvideo height=”387″ width=”480″ standard=”http://www.youtube.com/v/kc34Uj8wlmE?fs=1″ vars=”ytid=kc34Uj8wlmE&width=480&height=387&start=&stop=&rs=w&hd=0&autoplay=0&react=0&chapters=&notes=” id=”ep3127″ /]

彼が亡くなったという記事をいくつか読んでいて、ブルーベックの代表的なアルバムのベスト5リストを見つけました。

  1. Jazz Goes to College – The Dave Brubeck Quartet
  2. Time Out – The Dave Brubeck Quartet
  3. Brubeck Plays Bernstein – The Dave Brubeck Quartet
  4. Time Further Out
  5. Jazz Impressions of Japan

5位のJazz Impressions of Japanっていうのに興味あり。ブルーベックが日本をツアーで回ったときの日本という国の印象を、ジャズで表現してまとめたものなんだって。中でも「Koto Song」という一曲は、彼の感想を鮮明に表現している、って言われてるそうです♪

ここ二日の間に、ブルーベックの作品をYoutubeであさってしまいました。彼は去ってしまったけれど、彼の作品はいつまでも愛され続けるのだろうな。

*参考までに*

Take Five – Take 5は、アルバム「Time Out – The Dave Brubeck Quartet」の一曲(その他のアルバムでも紹介されてますが)

Time OutTime Out - The Dave Brubeck Quartet
価格: 1,400円
Amazon.co.jpの方が少し安いみたいヨ→☆

今日もご訪問どうもありがとう。↓↓ぽちっと One Click嬉しいな♪
にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ