大学のコミュニティガーデン

私が仕事をしている大学には、学生やスタッフ専用のコミュニティガーデンがある。年間で$35。条件といえば、借りた以上はきちんと野菜や草花を植えて育てること、共同で使うものは大切にすること、週に一度は共同のハーブベッドに水やりをすること。職場のお友達のジュディと旦那様は一区画借り、お野菜を育てています。

ジュディが1週間の休みをとったので、彼女の野菜の水やりを頼まれました。歩いて10分もかからないところにあり、昼休みの良い散歩になる。それに、コミュニティガーデンに行くと、いろんな人達のいろんなガーデンアイデアを見ることができて楽しいです♪

Uvic Community Garden

以前はただの草原だったところ。去年、この新しいスポットに総移動しました。周りに何もなくて日当たりが最高によくて… あぁ~羨ましい限り。シカ対策も万全で、2メートルちょっとの高さのフェンスがしてあるので安心。

Uvic Community Garden

私の家のあるあたりは、昔は川底だったか海の底だったようで、土を掘ると砂と丸い石が出てくる。でも、大学の辺りは丘の上で土がほろりとしています。肥沃なのだー。うらやましい…

Uvic Community Garden

これ(↑)がジュディの畑☆

レタス、トマト、ビーツ、チャード、じゃがいもなど、元気に育ってる!ジュディがレタスを持って行ってね、と言っていたので、遠慮せずに1ついただきました♪

チャードの色が鮮やかでした。おいしそう〜。

Uvic Community Garden

えんどう豆をこんな風に育てているひともいた(↓)

Uvic Community Garden

うちの庭に比べたらずっとあたたかい畑だけど、今年は冷夏(これから暖かくなるかな…)なので、防寒対策(?)のいろんな工夫が見られたヨ。本格的なグリーンハウスもあったのでびっくり。

Uvic Community Garden

そして。カカシも二人。

Uvic Community Garden

いい味だしてるなぁ。右のMr.カカシなんて、ホーチミンみたいだ。

畑って、それが誰のものであっても、歩いて眺めているだけでなんだかとっても楽しい気分になってくる。

Uvic Community Garden

ときどき思う。日本で、100%は無理でも50%か40%、自給自足のコミューン改革を起こしたら、10年もすれば今よりもずっと「幸せだ」って感じる人達が増えるだろうなって。皆に共同の土地か小さな区画を配布して、育てられるものを育てることを「生活の義務」とするのね。普通に会社勤めしている人は週休3日か4日にする。その時間を「暮らしづくり」に費やす。休みが増えるので、そのポジションを埋め合わせるために新しく人を雇う。雇用が増える。個人の収入は7割~8割に減る。減った2割は税金削減と…あとは何ができるだろう。

思うのは、自分で自分の口に入れるものを育てていると、自然のリズムや気候、バランスや調和、生きることに本当に必要なものや大切なものを考えるようになる。畑で顔を合わせる人とアイデアを交換したり、年令に関係なく教え合ったりして共同体の意識も高まる。地に根付く。手を動かし体も使う。汗を流す。自然に感謝をする。全国でこういう活動が義務付けられたら、最初は「そんな義務は面倒だ。経済がなりたたない。国が潰れる」って不平もでるだろう(で、きっと経済はなりたたないのでしょう)。でも、長い目で見たら国民が豊かになるように思う。みんな自分だけのことを考えてはいられなくなるから。コンピューターや携帯から離れて、ひとと顔をあわせてコミュニケーションをする必要が出てくるから。もともと農耕民族の日本人には、百姓の素質たっぷりだと思うんだけどなぁ。

。。。と、畑を見ながら、日本農業国復活論を頭の中で描いていました。

Happy Friday!

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