たたききうり

先日、同僚のフレイザー君と和食の話をしていた。彼はVegan。肉、魚、乳製品、卵は食べないし、ハチミツもNo。「だったら、お肉の入っていない和食なら食べれるかもねぇ」と私が言うと、「和食で食べれるものはすごく限られてるよ。だって、ほら、DASHIを使うでしょ?」と。そうだそうだ、かつおだしも魚のものだからダメなんだった。で、精進料理だったら大丈夫かな〜、などと言いながら、私の好きな「白ご飯.com」のサイトの写真を一緒に眺めていた。

そしてふと目に止まったのが「たたききゅうり」。懐かしいっ!

子供の頃、キュウリの季節になると、父がキュウリを布巾で包んでガンガン叩いてそれに塩をふりかけ、「キュウリはこうして食べるのが一番美味しいんやで」と言っていたのを思い出した。本当にあれは美味しかった。

という話をフレイザー君にして「たたききゅうり」の写真を見せた。「キュウリをたたき割るの?それは面白い。」と彼。

翌日、朝、彼から別の用件でメールがあって、その最後に「昨日、キュウリを二本、Smash してごま油と塩をかけて食べたよ。すごく美味しかった!」とコメントあり。「おおぉ〜、たたききゅうり、やってみたんや〜。ね、ね、美味しかったでしょ?叩き割るとキュウリの表面がでこぼこになって、味がうまい具合にコーティングされるから美味しいのかなぁ?」と返事をすると、フレイザー君何て言ったと思う?

「味だけじゃないよ。叩くことでキュウリの新鮮な香りが沸き立つんだと思う。美味しさの秘密はそこにもあるんだよ。」って。

なーるーほーど!

ほな、わたしも。たたいてみることにしたっ。

たたききゅうり

庭の変な形のきゅうり。もうそろそろ終わりです。

がんっがんっがんっがんっ。

たたききゅうりこちらのきゅうりには種が多すぎ。来年は日本のきゅうりを育てたいな〜、と思う。

叩いているうちにもきゅうりのみずみずしいいい香りがする!これだ〜。懐かしい。

たたききゅうり

ごま油、お醤油、お酢、塩で味付け。うん。包丁でさくさくと切ってしまったきゅうりでは、こういう美味しさは表現できないねっ。

フレイザー君に「そっかぁ、叩くことで香りが弾け出るんだったらさ、ニンジンとかビーツとか大根なんかも叩き割ってみる??」と提案してみた。「ふむ。ビーツはなかなか面白いかもよ。」って。ビーツかぁ… その辺真っ赤っ赤になってしまうな…

今朝の空

今朝の空。朝の景色がシルエットになってくると、ひしひしと秋を感じます。

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