日曜の冷たい海にて

荒れた週末だったよー。

昨夜はかなり強い風が吹いていた。今朝、知り合いのところにコンピューターのお手伝いをしに行こうと思い準備をしていると電話がかかってきて、「停電だから、コンピューター使えないわー」って。夜中から停電で、今朝は薪を割って暖炉にくべるのに忙しい様子だった。うちは大丈夫だったけど、冬場の停電は寒いから困る。

夕方、二人と一匹で海岸まで歩いた。朝の海は満潮だったこともあり、波が道沿いの手すりを超えていたほど。夕方の海岸は、おかげですっかり洗い流されてきれいになっていた。

冬の海

海上保安(?)のボートが走り抜けていく。この写真では穏やかそうに見える海だけど、かなり「White Cap(白波?)」が立っていた。

冬の海

Gus〜〜 落ちないでよ〜〜。

この冬の波の中、はるか向こうにカヤッカーを発見! 見える?(↓)

冬の海

灯台のある向こう側の小さな島と私たちのいる海岸の間は、穏やかな日でも潮の流れが速い。カヤックで横断(縦断?)するのはとても難しいと言われているスポット。かなりの上級者だ。よく見ると、すぐ近くにもう一人カヤッカーがいた。私も以前に一度、Open Waterでカヤックをした時に少し白波がたっていたことがあるんだけど、本当に怖かったのを覚えている。

灯台のある向こう側の小さな島と私たちのいる海岸の間は、穏やかな日でも潮の流れが速い。カヤックで横断(縦断?)するのはとても難しい。

何を見て何を思っているのかわからないけれど、時々Gusはこんな風(↑)にして、少し姿勢悪くじっと遠くを眺める。

じっと、私を見つめる目。Gusの目の中の私。 もこもこだ。

Gusさてまた元気に、一週間をのりきろう〜!

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ciao, フィレンツェ:ずっと見てみたかった風景

今回の旅では、美術館の中の絵画や、トラベルブログやジャーナルで見かける風景は撮らないでおこうって決めていた。絵画の画像が欲しければカタログを買えばいいし、よく見かける美しい建物や風景の写真は、私がわざわざ撮らなくったってすでに何百万何千万っていう人たちが写真に収めていて、プロ級の素晴らしい作品をたくさんネットで見ることができるから。

それでも、撮っちゃいました。どうしてだろうね、って相方と話していたんだけど、きっと、「自分の目で見た一瞬を自分の手でつかんでみたい」って思うからじゃないかな、って思った。少なくとも私はそんな思いで「すでに大勢の人が撮ってきた風景」を撮ってしまった。

フィレンツェ最後のポスト。一度は見たことある風景。でも、自分の目で見てみたかった風景やシーンです。画像が多くてすみませーん。

初日、駅からホテルまでの道の途中、ジョットの鐘楼とドゥオモが目の前に現れた時は「うはぁ〜〜〜」っと口を大きく開けて立ち止まってしまった。

フィレンツェ

大きすぎて、カメラに収まらないの。140年かけて完成させたと言われる大聖堂。これだけのスケールの建物を「創ろうじゃないか」と決めた時、そのビジョンはどうやって多数の人達(少なくとも関係者たち)に表現され伝えられたんだろうって思う。だって、普通のひとにはここまでの建物を「想像することそのものが」できないよ。

フィレンツェ

現代人のものさししか持っていない私は、「細かな設計案を描いてプレゼンしたのかな」「これだけの大きさで、これだけ美しく威厳のある建物を設計するって、具体的にどういう作業とプロセスなんだろう。」とか。。。わけがわからなくなる。

フィレンツェ

大聖堂の側面やファサードのデザインは、個人的には「ものすごく好きっ!」っていうものではなかったのですが、八角形の大クーポラの周りの丸窓のあたりにとても惹かれました。桃色の大理石もきれいで、グラデーションのあるグレー(緑?)とのバランスが絶妙だと思った。

ドゥオモの中の見学はしなかった。長い列ができていたし、外からの長めに圧倒されて満腹になったので。 このすぐ近くに「IL PAPIO」っていうマーブルのお店があったよ♪ これもChihoさんのブログで見たことがあったんだけど、こんな近くにあるとは知らなかった。入ってみるとおじさんがマーブル紙のデモンストレーションをしていた。

フィレンツェ

淡い色合いのマーブル紙を利用した文具などがきれいだった。姪っ子と甥っ子のお土産をココで買いました♪ あとで調べてみると、フィレンツェだけで3店ほどあるみたい。

フィレンツェに行くなら皆知っている「ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋=古い橋)」。私も何度も写真で橋の写真を見たし、「あの橋を歩いてみたいなぁ〜」って夢見ていた。古くてゆったりと風情のある橋だと思っていたのね。

違いましたよ。

橋の手前からの様子。。。

フィレンツェ

ヒト、ヒト、ヒト。。。 予想と大違い過ぎて笑ってしまった。

面白いのが、ポンテ・ヴェッキオの両側にはギラギラの宝石や時計などのお店がひしめき合っていて、歩いていると橋の上を歩いている感がしない。どっかの商店街のようだった。ところが、橋を渡りきってしまうと、すぅっとそのクレイジーなエネルギーがうすれてしまった。人の流れもおさまり、車も自転車もスローだし。可愛らしい小さなお店もあったよ♪

そして橋を渡ってぐるーりと歩いて、Ponte Santa Trinita(サンタトリニタ橋)からポンテ・ヴェッキオを眺めてみる。

そう。この風景。この風景を見てみたかったの。

フィレンツェ

夕方の色の中で見てみたかったのー。

Firenze

ポンテ・ヴェッキオは、こうして遠くから見る方がいい。

フィレンツェ

ほら、橋の二階部分。あそこは回廊になっていてウフィツィ美術館につながっているんだよ。雨の日も傘いらずで通勤できていいね。

橋を背景にセルフィーを撮る若者と、そんな彼を写真に収めていた友人らしい若者。気合の入ったセルフィーだこと。

フィレンツェ

イタリアの夕陽には独特の色があるのはどうしてでしょう。地中海沿岸の国々ってみんなそうなのかな。

サンタトリニタ橋を渡ってすぐのところにね、フェラガモの本店の一つみっけ(みたいよ。もう一つはミラノにあるらしい)。

フィレンツェ

私みたいな格好では恐れ多くて門のところまでも近寄れなかった。エレガントだな。

夕方の散歩は気持ちがいい。西の方角を見据えたこの彫刻の彼は誰だったっけ? 何度かこの側を通ったんだけど、見る度に鳩にたかられていた彼。見えますか?

フィレンツェ

3泊4日のフィレンツェでは、ウフィツィ美術館一つと、フィエゾレの遺跡と美術館をメインに見学しただけで、後はこうしてぶらぶらと歩いて街と建物と人たちを眺めていた。シニョーリア広場のすぐ側のホテルだったので、夕食の後ぶらっと散歩することもあったよ。

フィレンツェ

暗闇の中でライトアップされた彫刻達は、昼間見るものよりも味がある。人も断然少ないのでおすすめです。

そしてどうしてもどうしても見てみたかったのは、夕陽に染まるドゥオモ。

フィレンツェ

この姿を自分の目で見ることができたから、もう十分。目一杯フィレンツェを「愛でることができた」と満足です♪ また来るね〜!

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ciao, フィレンツェ:散歩+セントラル・マーケット

フィエゾレの帰りには、行ってみたかった「Mercato Centrale・セントラルマーケット」に立ち寄ったよ! でもね、フィエゾレがあんまり気持ちよくて、併設の美術館をじっくりと楽しんでいたせいで、バスでフィレンツェに戻ったのが1時半頃。マーケットに着くと、もう殆どの「生鮮食品」は片付け始めていたの〜(涙)。んもう、ほんと、ツメの甘い私達。でも、もし、午前中にマーケットに行って、その後フィエゾレに行ってたら、美術館は見れなかったし(←これも2時に閉まったから)。
教訓:もっと早くからさっさと行動するべし。マーケットは午前7時〜午後2時(月〜土)だそうです。

ま、しゃーないか、と、閉まりつつあるマーケットの中をぶら〜りと歩いてみた。

セントラル・マーケット

市場はやっぱり楽しいねっ。地元の人たちの食生活を垣間見る最高のスポット。

セントラル・マーケット

今回のフィレンツェの旅の予習には、ブログ「フィレンツェ田舎生活だより」をとっても参考にさせてもらいました☆ きっと知っている人もたくさんいるよねっ。素晴らしい情報が盛りだくさんだし、地元民の視点から「ここいいよっ!」っていうスポットを紹介してくださるので、「あそこも行きたい、ここも行ってみたい!」とたくさんチェックしていたのでした。このマーケットもそのリストの一つ♪

セントラル・マーケット

美味しそうなものがい〜〜っぱいで。見たこともないお惣菜もい〜〜っぱい。相方と、コレ美味しそう、アレ食べたい、と指さしていると、おじさんが「はいっ」と味見させてくれました。ここで食べたいものを盛り合わせにして、すぐ近くのカウンターで食べている人たちもいたよ。

セントラル・マーケット

どの食材も本当に美味しそうで、かぶりつきたくなった。うーーん。美術館や遺跡を見ていると、もっと歴史を知りたい、昔の人達の暮らしぶりを知りたくてたまらなくなる。同じように、こうしてたくさんの食材を見ていると、イタリアの食文化をもっと知りたい、お料理している人の側に立って見学したいっ!ってムズムズしてくる。不思議なものです。

はい♪ フィレンツェ田舎生活だよりのChihoさんがブログでも紹介されていた肉団子〜。2階の食堂エリアで探して見つけたよっ!わーい。

セントラル・マーケット

肉がぎゅっと閉まっていて、噛むほどに味わいがあるミートボールだった。ソースに酸味がほとんどなく、とてもまろやかだったよ。

二階の方は2時を過ぎても賑わっていたけれど、2時になると「上りの階段」に縄がかけられていた。ギリギリセーフの私達。ほっ。

セントラル・マーケット

ちょうどハロウィンのデコレーションがしてあった。相方が気づいたのが、この二階の食堂(?)のスタッフはみーんな麦わら帽をかぶっているってこと。あとでフランチェスカに教えてもらったんだけど、麦わら帽はフィレンツェの工芸品の一つ何だそうです。

マーケットの周りには、たくさんの露店(?)が立ち並んでいた。セーターや革バッグ、スカーフなどのお店がいっぱいで、根気よく見て回ったら「これいいかも」っていうアイテムが見つかりそうだった。相方もスカーフを一つ買っていたし。

帰り道の真ん中で。

フィレンツェ散歩 「花嫁さんっ!」と私が喜ぶと、「あの人、ストリートパフォーマーだってば。」と、相方。「そんなわけないよーっ。あんな素敵なかっこしてパフォーマンスしないってばっ!」と、我を張って「お婿さん」を探す私。。。 見当たらない。

すると、道を渡った彼女がくるりと振り返って、またこっちに向かって歩き始めた…

フィレンツェ散歩

フィレンツェらしいパフォーマーだったみたい。素敵ねー。

この後、ぶらぶら歩いて家族のためにお土産を少し見て回った。買い物苦手な私達だけれど、フィレンツェは良さそうなお店やアイテムを見つけやすい街だと思ったよ。自分たちにはほとんど何も買わなかったけど、お土産ショッピングは無事終了。道に迷った時に見つけた小さなスカーフと革手袋のお店が素敵だった。

フィレンツェ散歩

3代目のオーナーさんがとても人の良さそうな女性でした。手袋もスカーフも自分たちでデザインして素材選びから全て手がけているのよ、って話していた。

フィレンツェ散歩

あ、↑のアコーディオンの兄ちゃんたちは、観光客向けの演奏家たちだったよー。私が写真を撮ったから「お金ちょうだいよ」と手を出してきた。No way! と言って笑い飛ばしました。

美術館や遺跡の見学と同じくらい、こうやってぶらぶらと街を歩いてみるのがとても楽しい。観光地だけれど、そんな中でふと目にする地元の人たちの素顔に心が踊る。あと一回フィレンツェリポート、付き合ってねー。

 

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ciao, フィレンツェ:フィエゾレの丘にて

ウフィッツィ美術館を見学した翌日、もう一つ美術館を見る(ピティ宮殿)予定だったんだけど、宗教画でお腹いっぱい胸いっぱいになった私達は、あっさりそれをキャンセル。代わりにフィレンツェの街から8km北東にある「Fiesole・フィエゾレ」に行った。郊外の丘の上にあるフィエゾレまでは、市バス#7に乗り、終点で降りれば良し。普通のバスなんだけど、どんどこと街を抜けて丘の上まで上がっていく途中の風景も、私達にとっては新鮮で楽しかった♪ 「住むなら南に面したこの斜面がいいね~、ここならGusも住めるかな~」などと妄想をふくらませながら。

実はフィエゾレは、相方のイタリア人のお爺ちゃんとおばあちゃんが新婚旅行で訪れた場所。それもあって、見てみたかったのでした~。 …と、バスを降りた私達、「で、フィエゾレって見どころは何なんだろね?」と、バス停のベンチに座ってぽっか~ん。ツメがあまくって… フィエゾレの観光スポットからはフィレンツェの街を一望できるらしいんだけど、そのスポットがどこなのかもよくわからず。とにかく丘の上まで歩かなきゃいけないらしい。とびきりいいお天気だったんだけど、バス停からフィレンツェの方角を見ると、霞がかかってぼんやーーりとしか見えなかった。

Fiesole Archaeological Site

そこで、北側の道を3分ほど歩いたところにある「遺跡(Fiesole Archaeological Site)」を見てみることにした。これがね、とっても素敵だったよ~。エトルリア人とローマ人の遺跡の2つが合わさって、のどかな公園のようになっていた。

Fiesole

丘の斜面を利用して作られた「Roman Theatre (劇場)」。何度か修復されてきたけれど、元々は、ローマがエトルリア人を征服した紀元前1世紀ごろに自然の岩を削って作られたんだって。

Fiesole

東側には大きな「浴場」。草が生えてしまっているけれど、スケールはよく分かる。

Fiesole

お風呂は、屋外と室内の両方あったようです。前回の旅で「ハドリアヌスの遺跡」の浴場を見てぶったまげたけれど、ほんと、規模がすごいのね。普通のお風呂、スチームバス、そして最後にはいる(毛穴をふさぐため)冷たいお風呂。娯楽と社交の場だったんだろうな。

Fiesole

ぽっかぽかのお天気で、本当にのどか。人も少なくて、ゆ~っくりと歩きながら2000年前の様子を思い浮かべて。こんな風に遺跡になっちゃったけれど、当時、お天気のいい秋の日はこんなふうだったんだろうな~ってうっとりしながら。とろけそうでした。

Fiesole

浴場の西側には、エトルリア人の寺院(?)と墓(?)の「跡」がごろごろとした状態で残っていた。

Fiesole

紀元7〜8世紀に、現在のトスカーナの辺りで文明を築いていたエトルリア人の豊かな文化には、目を見張らずにはいられない。多くの文献は残っていなくて、ミステリアスな面がたくさんあるそうです。この遺跡の一角には美術館があってね、この遺跡を含め、フィエゾレで発掘されたエトルリア人の工芸品や装飾品、装具などが展示されていた。本当に、本当に2500年以上も前にこれだけの装飾品を作る技術があったの?って、目を疑うよ。食器やアクセサリーや描かれている人物像などが、とっても繊細であってチャーミングなの。もし、機会があったら、是非、見てほしい。ローマには「Villa Giulia」っていう美術館があるけれど、そこはエトラスカン文化の宝庫です(←しかもガラガラに空いてます)。

Fiesole

積み重ねられた石の不規則性が、何故かとても心地よくて眺めてしまう。

一本道の両側に古いオリーブの木が並び、10月の終わりとは思えない光を浴びて、そこにいるだけで幸せだったよー。

Fiesole

石段に腰掛けて目を閉じてとろけていると、かさかさっという音がして。はっと見てみるとトカゲ。日光浴かな。

Fiesole

思いつきで行ってみたフィエゾレ。行ってみて良かった〜。観光客がいっぱいのフィレンツェの中心から離れ、気持ちのいいリフレッシュになった。

Fiesole

相方のおじいちゃんおばあちゃんも、私達と同じように夢見心地でフィエゾレを歩いたんだろうな。

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