黄色ちゃんから生まれた赤ちゃん

黄色ちゃんというのは、私が初めて買ったハイブリッドのティーローズ「ラディアント・パフューム」。例年、6月に入り気温が10度をきることがなくなってからつぼみを付け始める。ただ今、1つ目の花が咲いたところ♪

この黄色ちゃんが赤ちゃんを産んだ

去年の秋の終わり、冬の初めに、この黄色ちゃんの足元からとても元気なシュートが伸びてきた。私の小指ほどの太さの勢いもいいので、切らずにとっておくことにした。このシュートはどんどん伸びて、面白いのでぐにっと横に曲げて誘引してみた。黄色ちゃんの枝がこんな風に伸びたことは今までになかったので、誘引したらどんな風に花をつけるんだろうって興味があって。

地面から出てきてきている部分の写真はこれ↓↓ わかるかな。赤ちゃんのシュートの位置。

この、異様に元気で誘引までした枝にたくさん蕾がついた。

つぼみの付き方も、いつもの黄色ちゃんと違う。4つ5つまとまって付いている。

それらが咲き始めた。

すると。

赤かった。

どーゆーこと?????

ひとつひとつは小さくて、花びらが不規則で。色も妙に濃い。花びらのフチなんて黒に近い赤。

言っちゃ悪いけど…

ブサイク。

品種改良をし損ねたかのような。自然に生まれるものの持つ美しさに欠ける。

突然変異???

相方に話すと、「すぐ近くに赤いのを植えて忘れてたんじゃないの?」 と言う。
いや、いくら物忘れがひどくなってきているとはいえ、「バラを植えたこと」は忘れない。他でもない、バラだもん、絶対に忘れない。赤いバラを買ったことさえもない。

ずーっと前に義姉さんがミニバラをプレゼントしてくれて、明るい赤と黄色だった。香りもない、面白みのないバラだった。捨てるのは可哀想なので、大きな鉢に植え替えたけれど、地植えにはしていない。

このミステリアスな赤ちゃんは、ブサイクだけどほのかな香りがあり、その香りが爽やかなシトラス系。。。黄色ちゃんの香りに似てる!

どーゆーこと?????

どこかから種が飛んできて。。。しゅーーーっと地面から枝を伸ばした? そんなことあるん??

謎すぎる。

こんなこともあるんだねぇ。。。と、ミステリアス赤ちゃんを眺めながら「今シーズンだけ、好きなように咲きなされ。」と言っておいた(冬にチョッキンしましょうね。)

ママとべべ???

バラたちの開花。ようやく!

ようやく庭のバラたちが開き始めた♪

一番最初に咲くのは「マダム・アルフレッド・キャリエール」。

キャリエールさんたちは、花びらもくしゃっとしていて、そのまま空に跳んでいきそうな自由な姿をしている。そんな姿が好き。

今年の始めにバサッと剪定をするときに、今回はちょっと頭を使って枝を切り「こうしてみるかな」と元気に伸びた若い枝をアーチ上に横に曲げて誘引してみた。完璧にはできなくて、まだたくさん「ブッシュローズ」っぽく刈り込んだ部分もあった。でも曲げてあげた枝から伸びた新しい枝には、いつもよりもたくさんつぼみがついているように見える。

同じようにしてあげた「コンスタンス・スプライ」ちゃんも、今年は大きなつぼみを付けてくれてるよ♪ やっぱり、きちんと考えて剪定をすることって大切なんだなぁって、気づいた。今頃っ。

春先の気温や雨の量にもよるのかな。今年は珍しく、あまり虫もつかず、黒い斑点もつかず、元気。

コンスタンスちゃんとM.A. キャリエールさんは、隣同士。ようやく大きくなってきて、重なっている枝もあって楽しくなってきた。

そして。3番手は「クラウン・プリンセス・マルガリータ」ちゃん。コンスタンスちゃんと同じく「イングリッシュ・ローズ」かな。

色合いも開いたお顔も、ちょっと「ベイビー」っぽくてかわいい。

マルガリータちゃんは、まだ鉢植え。この冬にこの場所に地上にしてあげようかな。そうした方がぐいぐいと大きくなるかなぁ。私、鉢の中で植物を育てるのが苦手で。大抵が水のあげる量が多すぎるか少なすぎるかのどちらかで、草花を苦しめる。

出勤前の朝の少しの時間がとても気持ちよくて、ほんの5分、10分でも庭に出て草花たちを眺める。みんな自由にそれぞれの元気の度合いで育ってくれている。野菜はどうもよくない。今年はあまりあれこれ植えず、夏野菜を少しだけにしよう。その後、土を休めよう。

気がつくと、五月も終わりやんっ。大好きな五月。今年はなかなか、Emotional な五月だったな。

草花たちが潤っていて元気なうちに、また写真や動画をアップするねー☆

 

 

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バラたちの記録 2022

今年のバラたちの記録を。

裏庭には5種類のバラが育っている。咲く順番からいうと:

  1. マダム・アルフレッドキャリエール
  2. コンスタンス・スプライ
  3. クラウン・プリンセス・マルガリータ
  4. ロイヤル・サンセット
  5. ラディアント・パヒューム(黄色ちゃん)

実はもう一種類小さな苗があるんだけれど、名前がわからず(札にはBetsy Sinclairって書いてあったけれど、そんなバラはないとインターネットは言う)。イマイチ元気もない子。

【訂正】今調べたらBetsy Sinclairを育てているひとの記事を見つけた!→記事☆

7月も後半になると、マルガリータちゃんが終わり、黄色ちゃんだけがまだつぼみを付けてくれている。

5月の終わりごろから咲き始めてくれるのがM.A.キャリエールさん。

自由に空に舞うように。M.A.キャリエールさんはくしゃくしゃっとした姿が可愛らしくとろけるような香りがする。

今年は花が少なかった。私の剪定の仕方のせいだと思う。はい。ごめんね。この冬は頑張るからね。

M.A.キャリエールさんの隣で同じ時期に咲くのがコンスタンス・スプライ(桃色ちゃん)。

コンスタンス・スプライは一気にぱぱぱぱぱっと華やかな咲き方をする。あんなに小さかった(かなりしょぼかった)苗がよくここまで大きくなったものだ。

今年はロイヤル・サンセットさんがきれいだった♪ 去年の冬に場所を移し、日当たりを改善してあげたのが良かったみたいです。花たちは正直だねー。

ずっと日当たりの悪い場所にいたので、株の形も「変」だし小さいのだけれど、花は驚くほど立派です。

段々と大きく開き、オレンジ色から透き通るようなコーラルの色に変わっていく。

そして♪ マルガリータちゃん。

寒くて雨が多かったせいか、葉っぱに黒い点がたくさんついてしまった。ガーデンショップのスタッフに相談したところ、今年はたくさんのバラが苦戦しているからって。黒点のついた葉を全部取り除いて捨てること。それしか手段はないわねーって。マルガリータさんは鉢植えなので、この冬に土を変えてみようと思う。

こうして写真を並べて気づいた。

わたし、バラたちの「横顔」が好きなんだなーって。

正面ももちろん好きなんだけど、花の横顔には空やお日さまの方を眺める真っ直ぐさがみられて好き。

あと少し、黄色ちゃんたちがろうそくの灯りのように光って咲いてくれる。

子供の頃、若い頃は、バラもダリアもあまり好きじゃなかった。ひとが手を入れたような派手さというか、英語で言うなら「too loud」というか、やかましさを感じてしまって。自分で育てているバラやダリアをみていると、自然の生み出す美って素晴らしいなぁって、ただただ感心する。これも歳、なのかな。

えっと。このYoutubeに最後のマルガリータさんが映ってまっす☆

明日はChewyの注射の日!初めて獣医さんに診察してもらうよー。これが終われば普通に散歩に出かけられる!大きな一歩です!