Goodies#79: Good Morning 野生の鹿

はい。ビクトリアのある地域には、野生の鹿が出没します。

ビクトリアという街はバンクーバー島の南の端にある。バンクーバー島の北の方や州の保護地域やハイキングコースのあるパークに行くと、鹿だけでなく、クーガー(野生の猫、怖いですよん)に出会うこともできる。

ま、人間がどんどん木を切り倒して開拓していくものだから、住むところを失った野生動物がゆっくりと南下して、まだ緑の多く残っている住宅地に移動するわけです。鹿の主な引っ越し先には、「大学のキャンパス」や「大学近辺の住宅地」が人気。ところが去年あたりから、私たちが住むオークベイ(大学から南に7km程のエリア)にも出没している。これは、こ.ま.る!!!

鹿は大抵「家族」で移動して、家族一緒に朝の散歩をしながら「朝食」をとる。家に植えてある花のつぼみや新芽などは、柔らかくておいしいらしく、片っ端から食べてくださる。食べなくても、もみじの幹の「皮」を少しかじって、びりびりと引っぺがしたりすることもある(すんごい腹立つ…)。庭の野菜畑などは、言うまでもなく贅沢な食卓になり、きれいさっぱりとやられてしまう。私たちも今年からドアの無い方の家の脇に「ディアーネット」を張った。ネットだけでは突っ切ってくる可能性があるので、ネットに強烈なにおいのする「衣類乾燥機用のペーパーソフトナー(衣類を柔らかくするペーパーシート)」を短冊状に切って、結びつけた。鹿はにおいのきついものやざらざらとした食感を嫌うため、ハーブや表面が特殊な植物には手をつけないらしい。

困ったものです。

が、今朝、いつもの通勤自転車コース「アップランド(高級住宅地)」を突っ切っているときに、鹿の親子(姉妹かなあ)を発見。

鹿の親子

見えますか?左のほうは、まだ体に斑点があるバンビーでした。明らかに、朝ごはん中。

ビクトリアの鹿

この辺りの鹿は、人に慣れているというか、少々のことでは動じない。バンビーの方はスプリンクラーの音にびっくりして、走り去って行ったけど、こっちの大きなほうは知らん顔で食べ続けていた。

ビクトリアの鹿

でも、ま、こうやって見るとかわいいかな。

にほんブログ村参加してます
にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへクリック、ありがとう。

「Goodies#79: Good Morning 野生の鹿」への4件のフィードバック

  1. TVなどの映像で見ると、自然の豊かな国という印象で、野生動物もすぐ近くで見られて羨ましいなあと思っていました。
    人間の勝手で住処を奪われての出没なのでしょうが、困りものですね。
    肉食動物は怖いですが、間近で見る鹿は可愛いですね。

    1. 後から島にやってきて、彼らの住む場所を奪ってしまったのは人間なので、それなりに一緒に暮らして行かなきゃいけないと思います。が、鹿の場合は「天敵」がいないので近年、鹿の数はどんどんと増え、テリトリーもあちこちに広がっているのが現実です。まあ、緑がまだたくさんあるから、野生の鹿やリス、狸やイタチがあちこちで見られるのだと思います。
      鹿が食べない様な草花を植えたり、ネットをはったり、今年からは工夫が必要になってきました。やれやれです。

  2. お久しぶりです。バーゼルに住んでいるNori☆です。

    画像を見て、かわいい!と思わず叫んでしまいました。

    スイスでは牛、羊、やぎ、馬などの動物は山の方ではなくても目にすることはありますが、鹿はまだ見たことがないです。

    家の近くで一番よく見るかわいい動物はリスです。ずっとドングリなどの木の実を食べては巣に持ち帰っています。

    人慣れしているあたりが何とも言えないですね…。東京でも町にたぬきが出没すると聞きましたが、食べ物がないから里に下りてくるのでしょうかね。

    1. Noriさん、こんにちは。ご両親は帰国されたのかな。滞在、楽しまれましたか?
      スイスではヤギや羊がその辺を歩いていたりするのですか? それって、楽しい。リスはこの辺りでも多いですよー。でも、もともと島に住んでいたのは「シマリス」や「赤リス」だったのに、今では、後から人間が連れてきた繁殖力や生存力のある「外来のリス」(灰色や黒いリス)がほとんどです。シマリスなんか、見たこと無いです。はびこってますよー。うちの犬のいい遊び相手です。

コメントは承認後に表示されます。