Goodies#198: Andy Warhol のMao/毛沢東

相方が長年、ほしいほしいと思い続けた一枚:Mao by Andy Warhol / アンディ・ウォーホルの毛沢東。先月、思い切ってオンラインで買ったようです。あ、もちろん、コピーのプリント。

こういうのです。有名ですね。

アンディ・ウォホールの毛沢東

Andy Warhol によるオリジナルは、1972年にシルクスクリーンでシリーズとして制作されました。毛沢東だけでなく、マリリンモンローなどの有名人のバージョンもある。アンディ・ウォホールのシルクスクリーンの中でも、相方は「Mao」のオレンジ色のプリントをずっと夢見てきた。らしい。

それが、フレーム屋さん(額縁を専門にしているお店)から戻ってきた。

大きさ:縦横、ほぼ1メートル(はっきりしない写真ですが)

アンディ・ウォホールの毛沢東

ぎょっ。

相方は、早速、大喜びでリビングの一番大きな壁にかかっていた油絵とMaoを取り替えて、「どう?」と私に聞いてきた。

どうって聞かれても… 怖いよ、これ。でかいし。

マオの「遺影」(?お葬式の写真?)にしか見えぬ。

私:「前に白ご飯とお酒をお供えして、お線香をともして、ちーんと鈴を鳴らしたくなる」

相方、無言で私の顔を見て、額縁に入った大きなMao のプリント顔を見て、静かに絵を壁からおろした。なんだか可哀想になったので、彼に「自分の部屋に飾ったらどう? この壁とこの部屋に合わないだけだわ、きっと。」と言って、一緒に Mao の大顔を彼の勉強部屋に移して壁にかけてみた。

リビングよりもしっくりときました(↑上の写真は彼の部屋にかかったもの)。相方は改めて絵を眺めて、「この部屋を一掃する。リフォームして壁もきれいに塗り替える。」と断言。(...ほほぅ。確かにこの部屋、なんとかしないといけない状態だもんね。頑張ってね。)

絵にしても彫刻にしても、アートってそれぞれ持つ性格があるのだと思う。絵画の中には、どの部屋のどの色の壁にかけても、それなりに落ち着くものもあるし、他の絵や床にひかれたカーペットや部屋の家具との相性の良いものもある。

この「アンディ・ウォーホールの毛沢東」はとても性格が強く、置かれる場所を「選ぶ」Picky な作品なのでしょう。「真っ白の壁に僕一人で飾ってください。それから、周りの家具はシンプルでモダンでクリーンなラインものにしてください。」と、強く主張している作品です。

Oh… Mao. You are so picky and difficult. You always are. Aren’t you?

「Goodies#198: Andy Warhol のMao/毛沢東」への8件のフィードバック

  1. パプリカさんこんにちは。
    毎回思いますが、パプリカさんちは個性的だわ。
    まず、アンディ・ウィーホルの絵っていうのはわかる。
    でもマオですか!
    しかもオレンジ。
    一番上のタイプなら、すぐにアンディ・ウィーホルだ!とわかって、別のイメージに脳内変換されそうですが、その…2番目のやつだと、配色があまりにナチュラルなので、あたしにも遺影にみえてしまう。あと、タイとかの人が飾ったりしてる王族の写真系とかにみえる。
    おおお。

    しかも1メートルとは、巨大なマオに迫られている感じですね。

    リビングの油絵って…もしかしてあの、油絵ですか!
    交換したらだめですよねっ。

    でもきちんと居場所がみつかってよかったです、1メートルマオ氏。
    このマオをアートとしてきちんと認識できるような演出が必要だということですね。
    部屋をリフォームするいい機会になったのは、よかったのです。結局、とてもいい結果になりそうだということですね。
    このマオ氏のおかげで。

    1. rairik さん、こんばんわ。
      そぉお?個性的、カナ。
      まぁね、マオのコピー、私も少し興味はあったので、相方が買ったというのを聞いて「ふーん、よかったやん」って程度に流してました。
      で、このどでかい顔がどでかいフレームに入って戻ってきて、たまげてしまいました。うそだろー。
      リビングのカバとワニは、もう3年程同じところにあるので、そろそろ交換してもいいなーとは思ってました。
      でも、マオは嫌だー。
      はい。部屋を思い切ってリフォームする、いいきっかけになりましたー♪

  2. 昨日の「乙女度ぐぐっとUP」って書こうとして
    途中でキレてわけわかんなくなってましたね~
    失礼しました。
    最近キッチンの改装でストレスたまりまくりで
    キレて脳みそがどっかに飛んで行っちゃってるみたいです。またへんな発言したら許してね☆

    毛沢東、やはり西洋の方からみると
    COOL!なんでしょうね~
    同じ東洋の者から見るとえらい人だけど(笑)
    これでキム・○ョンイル・バージョンあったら
    違う意味でCOOLかも。
    一時期ネットでレプリカの彼のメガネとか
    軍服とか通販されてはやってたとき
    ありましたよね。

    1. キッチンの改装?! 
      そういうの大好きー。Before & After の写真で紹介してください!
      クリスマスまでに終わりそうですか?リフォームって、あちこちに色んなものが散らばって、落ち着かないですよね。
      頑張ってくださいね!

      ぶはは。キム・ジョンイルか。それ、面白い。
      そのアイデア、いいわ♥ なんだか色々と想像がふくらんできた。
      書き留めておこーっと。ありがとー、どんぐりさん。

  3. 人の顔って飾るとどんな顔でも怖いのは私だけ!?
    こわいこわい . . .
    papricaさんも面白いけど、旦那さんも負けてないなぁ〜。

    1. うん、首から上だけの顔を飾ると、怖いと思うなぁ。
      胴体までちゃんとついていたら大丈夫です。きっと。とか、視線が私の方を向いていなければ大丈夫。
      相方も、彼なりに変なところがありますネ。でも、みんなそういうところ、ありますよね。

  4. papricaさま

    同感です。
    好きな作家の作品で、欲しい! と思っても、
    家に飾るとなると、やはり、家の雰囲気に合うかどうか、
    考えます。
    じゃ、アート作品は、壁紙とおなじなの?
    という気もしないではありませんが、
    いくらよくても、好きでも、価値を認めるためには、
    やはり、その作品の置かれる環境が重要か、と?
    相方さんの「悲しそうな目」には、同情しました。
    でも、よかった、しっくりくる場所が、見つかって!

    p.s.
    クリスマスの件、英国人にも嫌いな人、大勢いましたよ。
    クリスマスは、家族や夫婦喧嘩が、つきもので。
    クリスマスは、楽しみだけど、嫌だ、という、
    love-hateの関係かもしれませんね。
    クリスマスに関しては、日本人はそんなに深く考えない。
    「お正月」が、まったくそれに当たるのかも?

    ご近所のクリスマス・デコレーション風景、
    たのしみました!
    さすが(北)アメリカ、豪華ですね!!

    1. こんばんわ!
      ですよねー。serendipity_j さんは、きっと、家のスペースの雰囲気や色のコーディネートなどを
      最初にきちんと想像して考えてから、アートを選ばれますよね。真っ白できれいなキャンバスのようなおうち、というイメージがあるので、
      どんな色物をおいても、それなりにしっくりきてしまいそうですが。どうでしょう?
      ま、マオのおかげで、相方も部屋をリフォームしたい!という気になったみたいなので、良かった良かった。あはは。

      クリスマス、Love & Hateが紙一重。そっか。そんな感じだー。
      イルミネーションは、見るのは好きなので、またいいものがあったら紹介しまーす☆
      見てくださいね!