Birch Sap・白樺の樹液って?

わーい。金曜日♪ 今週は妙に長かった〜。昨日はあんなにいいお天気だったのに、今日はまた曇り。そして寒い。海も白いキャンバス。

お〜い。春はどこ〜?

ちょっとちょっと。面白いものを見つけたっ!水曜日、夕方の散歩道で樹の枝に青いバケツがひっかかっていた。↓↓見えるかな〜?

誰かのおとしもので見つけた人が木に引っ掛けてあげたのかな。と思った。ところが近づいてみてみると。

こんな風になっていて。

写真ではわからないけれど、このすぱっと切ってある木の枝の先からぽとぽとと液体がバケツにこぼれ落ちていた。水曜日に見た時は結構な勢いでちょぼちょぼちょぼ。。。とこぼれていた。透明で、水のようです。そして今日で3日目。

バケツはまだそのままひっかかっていて、水曜日ほどではないけれど、まだぽとりぽとりと水滴がバケツに落ちていっていた。

なーに???これー?! これってこれって、樹液でしょ? この木、Birch=白樺。なんでこんな風にして樹液を集めてるの???

と、興味津々。検索してみた。

するとね、なんと、シラカバの樹液って「健康ドリンク」として北米ではただ今とても注目を浴びているらしい!日本語でも情報あり!知らなかったよ〜!一時期「ココナッツウォーター」が健康ドリンクとしてものすごいブームになってたらしい(私はこれもよく知らなかったけど)。このココナッツウォーターに変わってGoogleで検索されるヒット数がぐんぐん伸びているのが、このBirch Sap・シラカバ樹液なんだってー。

なんでも、白樺樹液には、アミノ酸、ブドウ糖、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛などのミネラルがたっぷりとふくまれているんだって。骨の強化、高血圧や動脈硬化の予防、むくみ改善、糖尿予防、肌荒れ・にきびの改善、くすみの解消、便秘解消。。。などの効果があるそうな。気になる味はというと、ほんのりとした甘みがあるそうよ。味見してみたーい。

SLAVORUMより 一本の木からすごい量の樹液がとれるみたい!

面白いなぁ〜って思ったのは、このシラカバ樹液って、一年のうちでも今の時期(初春の一ヶ月ほど)にしか採れないらしい。暖かくなって白樺の木々が芽吹き始めると、樹液の味も変わるんだって。こうして春のはじめに木々からたっぷりと樹液を収穫したとしても、木に悪影響を与えることはないそうです。で、夏の間に白樺の木々は太陽と土から栄養を蓄えて秋から冬にかけて冬眠(?)する時期に備えるんだって。冬の間、木々たちは「樹液」というかたちで栄養分を「根」に蓄えて寒い時期を超す。そして今の時期に木の幹はこの樹液で満ち溢れているんだって。

すごいなぁ。って、感心してしまった。相方に話したら、裏庭に一本植えようか〜って言ってた。いいかも♪ 白樺は成長が速いらしいし。

シラカバ樹液とは全く関係ない一枚。

海岸でビーチグラスを探していたときに「話しかけてきた」石でした。持ち帰りはしなかったけれど、手にとってみると「おにぎり」みたいでしっくり。ときどきこうして「ちょっとちょっと」って声をかけてくる(?)ような、または目が合ってしまうような、石がある。

週末、晴れるかなぁ。みなさんも、体調に気をつけて良い週末を!

 

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青空、見て見て〜!

もう春がきたよって言ってもいい?

夕方のGusとの散歩の時間にも十分にお日さまあり!

お腹をすかせた鳥やリスたちがとても忙しそうにしている。リスたちは、庭のふかふかの草や植木鉢のすみに頭を突っ込んで、去年の秋の終わりに埋めておいた木の実を探すのに一生懸命。「タシカコノアタリニ。。。」って。「いや、そこにはありませんよ。私が全部かき集めちゃったから。」って言ってみる。

今日は気持ちよく青空も広がり、ぽっかぽか。バンクーバーに引っ越すからって、突然さよならを言いにやってきたNちゃんと図書館の前に座ってしばらく話をした。暖かくて気持ちよかった。Nちゃんは30歳になるかならないかのメキシカン。悪態ばかりついているけれど、根がとても正直でいつわらない(こちらで言う「Don’t bullshit me」なタイプ)子で大好き。いつも色んな楽しい話を届けてくれる彼女がいなくなってしまうのはとても寂しい。けれど、彼女ほど頭のキレる子が、ビクトリアのようなのんびりな街に居座ってはいけない。外に出て行って色んな人に出会って大きな世界を見てくるべきだ。と、「思い切って決めて良かったよ。春はこういう変化にピッタリの季節。」と言って彼女にHugをする私。実のところ、寂しくてほろりときそうな私自身に言い聞かせているような気もした。

春は始まりの季節! 新しいことが始まるには、何かが終わらなきゃいけないもんね。
Everything comes and goes.

もうすぐ春分! もう、そろそろ。。。公式に「春ですよ!」って大声でいってみてもいいかなー。

*おまけ:「りす(Squirrel)の発音のできないドイツ人たち」

リスにちなんで♪ Squirrel(りす)は日本人の私たちにとっても発音の難しい単語(スペルも難しい)。私もいつも「すくぇらる」と早く言ってごまかす。母音+R+Lの難易度の高い単語。発音できないのは日本人だけじゃないみたいで嬉しいー。

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旬の苔で苔玉づくり

気温がほんの少し上がり日が長くなり、しっとりと潤うこの時期(潤いすぎてびちょびちょなんだけど)、苔たちがとってもきれいです。

暗くて長い冬の終わりにみる鮮やかな苔の緑色には、春の初めに咲く花たちとはまた違う鮮やかさがある。

散歩道でも道の傍らや木々の幹に苔色。北側に面した屋根の上からもぽとりと落ちてくる苔のかたまり(↑)。カラスが苔の下にある(いる)ものをつついているときに落ちてくる。ひゅんひゅんと伸びているのは「さく」とも呼ばれる「胞子体」。これがまたかわいらしい。

こんな風な毛足の長い(?)のもあるよー。

うちの裏庭も、芝生に見えているようで実は「苔なのよ」というエリアがたくさんある。全体の三分の一が苔かなぁ。探してみると数種類ほどあり。ほらね↓↓

苔には大きく分けて二種類あるんだって。「acrocarpous(A)」と「pleurocarpous(P」。Aの特徴は全体的にこんもりと盛り上がり育ちが遅い。Pの方は平べったく自由に広がっていくタイプ。胞子体が中心部にある。育ちが速い。

Aの例:スギゴケPの例:ハイゴケ

 

Wikiで見つけた「苔の生育サイクルの図」。わかりやすい図解です。こうしてみると、あのひょろりと伸びた「さく」のひとつひとつにたくさんの苔の命がつまっているのがわかる。

Wikiより

さて。めちゃくちゃ長い前置きでスミマセン。「苔が潤う季節になったら作りたいなぁ」と思っていたのが「苔玉」。ネットで見ていると、最近では北米でもkokedamaブームらしい。でもね、作るのなら日本の赤玉という粘土質の土を使うのが断然楽ちんで簡単! このあたり(北米)には赤土が売っていなくて、英語でKokedamaの作り方を見てみると大抵は「Bonsai soil(盆栽用の土、左上)」をPeat moss(右上)に混ぜて(下)使っている。

盆栽用の土、ピートモス、混ぜたもの

この二種類を半々に混ぜ、水を加え、手でぎゅっと握ったときに形になるくらいまで湿らせる。ところがね~、これ、そんなに簡単に形にならないのです。赤土だったらぎゅぅっと握ればお団子になるのだろうけれど、盆栽土は湿らせてぎゅっとにぎっても、ツンとつつくとボロリと崩れます(汗)。

それでも無理やり。。。(そうしろ、ってYoutubeでも言ってたしー)

くっちゅいたじょー。 って言いそうです。

そぅっと形にして半分に割り、その中に植えたいものを入れて(のせて)また半分をかぶせる。そしてぎゅっと握る。そしてまたそうぅっと苔を貼り付けてぎゅっと握る。糸をくるくると巻いて固定! 糸ではなく、ガーデニング用の麻ひもなどを使うとそのまま「吊り下げられる」苔玉になります。日本にある赤土を使えば、きっともっと小さくて可愛らしいのも簡単に作れるんだろうけれど、こちらの土ではどうしてもソフトボールほどの大きさになっちゃう。

多肉ちゃんとよくわからない名前のツタ系の草(?)を包んでみたっ。記念写真!

場所を変えてもう一枚っ。

こういうの見ていると名前をつけたくなりますね。ジョニーとボビー。そんな感じ?

ツタの方(ボビーくん)をメイソンジャーにいれて。。。

職場のカウンターにおいてみた。お昼過ぎにカウンターの前で、パートの男の子が二人「なにこれ?」と指差しながらニタニタと笑っていた。「苔玉っていうんだよっ。Moss-BallIsn’t it pretty??」と嬉しそうに説明する私を見てまたニヤニヤ。なんで笑うんっ???と問い詰めると、「いやいや、一体なんなのかわかんなくってさ、丸いし。。。」「だからね、小さなプラントを土でくるんでそれをまた苔で包んだのー。いいでしょ?」男二人:「えー?作ったの?(にたにた)Am… Good, yes, it’s good hehehe…..

若い男の子には「笑えるモノ」らしい。でもさ、このまま枯れてしまったら、ただの茶色い団子になるのね。そうなったら私も笑うだろうな…ま、これは私の第一作目。今度はもうちょっときれいに作れるように頑張るー。

しばらく水に浸し、あとは霧吹きなどで水やりをするんだって。枯らさずに緑を保てるかなぁ。多肉ちゃん、育つかなぁ。上手な人はシダを使ったり、球根を埋めたりして花を咲かせたりしている。テラリウムを作る人もいる。

ちょうどいいお皿がなくて。。。ジョニーくんをこんなのにのせてみた。

いくつか作って庭に転がしておいて、そのまま育つかどうか試してみたいなー。庭の苔たちは何もしなくても育ってるから。うふふ。
苔玉でしたっ。

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