週末のこと。Gusを連れていつもの週末散歩の道を歩いていると、道を挟んだ向こう側に鹿がいた。牝鹿(doe と言う。牡鹿はbuck)。
それほど大きくないからまだ若い雌だね~。
この辺りの鹿の数は年々増えていて、こんな風に道ですれ違うことは全く珍しくない。朝早くのゴールデンタイム(?)だと、家族連れで車道をのこのこ歩いているのもよく見かける。
鹿に遭遇したらどうするか。彼らは敏感なので、上の写真の鹿のようにぴたっと止まり、まず私たちの方をじっと見つめてくる。私も時々足を止めて見つめ返す。大抵、鹿のほうがプイと方向を変えて歩き出す。
この日は、Gusと私は特に歩くペースも落とさず「あ、鹿だ。」と思って一枚だけ片手で iPhone 写真を撮ってそのまま歩き続けた。
すると。
彼女は道を挟んで付いてきた!
「ふむ。人馴れしてるのかな。珍しい鹿だこと…」
と、もう一枚、ぱちり。
奈良の公園の鹿を思い出した。せんべい持ってないよ~。な~んて。
しばらくついてきた。一体どこまでついてくるんだろう?
すると。
道を渡ってきた!
「え? せんべい持ってないってば。」
すると。
すると。
両方の前足を高く上げて、
かっつーーーーんっ!!!と襲いかかってきたーー!!!
きゃぁぁっ!!!
私よりも、Gusをめがけて、ヒヅメをかっつんかっつーんっ!!ってっ。
Gusも私もびっくりしてしまって。立ち止まったっ。 なんなんだっ、このビッチ鹿っ!
女のクレイジー鹿に襲われた時、ニンゲンはどうするのー??? まさか、死んだふりなんてできないしー。
しばらくにらみ合いになった。
見てよ、彼女のこの目つきっ!
オコッてる。。。
よく見ると、体の毛も逆立っていた… 「そんなに怒らないでぷりーずー!」
子連れのママ鹿がとても攻撃的になるのは良く聞く。そういう鹿を見かけたら、まず近づかない。この彼女の場合、まだ若いし子連れでもないよー。ゆっくりと少しでも前に進もうとすると、攻撃してくる始末。。。しっしっ!とも言ってみた。効果なし。石を投げてみようかとも思った。石がない。。。
ゆっくりと後ずさりして、私たちの背後の家のドライブウェイに隠れた。クレイジービッチは道の向こう側に戻って私たちの様子を見ている。「このままじゃ、どちらにも動けないよ~」と困っていたとき。鹿がいる側に車がやってきた。
「今がチャンス!」
と、Gusを引っ張って車と一緒に走ったー! サンキュー、車っ!
家に帰って相方に話したけれど、「子連れでもない鹿がそんな風にこうげきするか~?」と半信半疑で笑っていた。証拠写真を見せても「その写真じゃぁ、攻撃しているかどうかわからないからスクープにならんよ。」と、冷たい。 ホントに怖かったのにーっ!
そして見つけたこのビデオクリップ。見てみてー! 私が出会ったクレイジービッチ、まさにこんな状態(ここまでひどくならずにすんだけどっ)。
↑↑最初の方の猫ちゃんがバンビをなでなでしているところは、かわいいよね〜。ボーダーコリー。。。大丈夫だったのだろうか。。。かわいそうなワンコ。
みなさんも。「お鹿」よりも「め鹿」に注意っ! 女は怖いのだ。
*おまけ:Doodle☆
久しぶりにデジタル・Doodle→”Ponder in Red”
赤い気分で空想しているひと。