ピエモンテのブネット・Bunet alla Piemonte

寒い日曜日。久しぶりに焼き菓子を作ったので紹介〜。

10日ほど前に、相方が見つけたレシピ:Bunet alla Piemonte・ピエモンテのブネット→オリジナルレシピはココ☆)。ブネットっていうお菓子は聞いたことはあったけれど、食べたことは無し。でも、写真を見てすっごい美味しそう〜!っと、試してみることにした。オリジナルレシピのページには、各ステップの写真もとても詳しく載っているヨ。

はじめに言っちゃいますが、コレ、マジで美味しいです。大人のチョコプリン、って感じ。オリジナルレシピによると、このピエモンテのブネットってイタリアの北部のピエモンテ州特有のデザートなんだって。他の地方では見かけないデザートらしい。へぇ〜。

Bunet alla Piemonte・ピエモンテのブネット

材料:

  • 砂糖 100g (キャラメル用)
  • 水 1/4 C(62.5ml)
  • 牛乳(3.5%)500mL
  • 卵 4個
  • 砂糖 110g (生地用)
  • ココア(無糖)40g
  • アマレッティクッキー 150g (砕く)
  • バニラエッセンス 小さじ1

bunet_piemonte1

オーブンは160度(=320度F)に設定。

材料は全部あらかじめ計量しておいた方がいい。キャラメルを焦がさないようにするためにも。。。 あ、このアマレッティクッキーっていうの、アーモンドクッキーなんだって。イタリアンベーカリーで売ってた。普通のスーパーでも売ってるかなぁ。

さて、まずはキャラメルの準備から。砂糖と水(北米の1/4C)を小鍋に入れて中火にかける。私は底の厚いフライパン(小)でトライ。木しゃもじなどで混ぜない。ゆっくりと砂糖水をパンの中で回すようにするだけ(知らなかった!がりがり混ぜるものだと思ってた〜)。根気よく、焦らず。

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しばらくすると泡立ってきて、それからはそれほど時間をあけず色づいてきた。

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これくらいの色になるとOK☆ なんだってー。

このキャラメルを用意しておいた容器に入れる。底にまんべんなく広がるように容器を回す。小さなラムキン(がなかったので、ミニパイの入っていた容器)と長方形の容器を使ったよ。

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牛乳にバニラエッセンスを入れて中火にかけ、ゆっくりとあたためる。沸騰させないこと。牛乳を温めている間にブネットの生地の準備。砂糖、卵、ココアを泡だて器(手動)で混ぜる。ここでぐわーっと混ぜて空気を入れるのはNG。ゆっくりと滑らかになるまで混ぜる。

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この中に、砕いておいたアマレッティクッキーを入れ、さくさくと混ぜる。

bunet_piemonte6

温まった牛乳を、これまたゆっくりと少しずつ生地のミックスに加えていく。牛乳の量が多いので「マジで?」って思うけど、500CCで間違いなしです。牛乳はスキムミルクとかノンファットじゃなくて、普通の3%(以上)の高いほうがいいらしいよ。生地はどっろどろで、本当にコレが固まるのか不安になった。けど、大丈夫。

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これを用意しておいたキャラメル入りの容器に流し入れ、大きな器(ガラス容器)の方にお湯を流し入れる。この時お湯の量は容器の半分から2/3 の高さになるまで入れる。プリンと同じだね。

レシピでは25分とあったけど、私は35分。使う容器によって焼く時間は変わるそうです。焼きあがった時、表面を指で触って「ふるふる」するくらいでOKだそうな。

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粗熱がとれるまでラックの上で冷まして、そのあとは冷蔵庫に。ここでのポイントは「しっかりと冷ます」ことなんだって。できれば一晩おいた方がいいらしい。でないと、底の部分のキャラメルがぱりっと割れてしまうみたい。

ラックの上で1時間半、冷蔵庫で5時間ほど冷ましてからお皿にあけてみた☆

じゃっじゃーん☆☆

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ちゃんと出来てた〜♡ キャラメルもちゃんと溶けて出てきたよ〜。固かったキャラメルが、冷蔵庫で冷やしたあとにどうしてこんな風にとろりとするのかわかんないけど。嬉しい〜。

ピエモンテのブネット

めっちゃ美味しい。キャラメルソースの苦味とココアチョコが最高。アマレッティクッキーがちょうど底の部分にたまって、しっとりしたクッキーベースの様な出来上がり。相方も「コレ、いける。コニャックに合うデザートだ。」って喜んでいた。オリジナルレシピにも、「ミントの葉やラズベリーを添えても良し、でも何もなくてもとっても美味しい」って書いてあったけど、ほんと、このまんまでとっても美味しいよ。クリスマスのデザートにどうでしょう? 前日に作って冷やしておける、っていうのいいよね〜ん。

良い一週間を!

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fist snow in Victoria

旅の後半編に移る前に、ちょっと休憩〜。

2014 fist snow

昨夜はずいぶん冷え込んで、この冬初めての雪が降った。朝起きると、うっすらと積もってたよー。2〜3cmくらいかな。

2014 fist snow

ビクトリアで雪が降るのは珍しい。降ってもひと冬に1度、2度だけだから。今朝はGusを定期健診に連れて行かなきゃいけなかったので、運転できるか心配だったんだけど、メインストリートは普通通りだったので問題なし。

2014 fist snow

Gusも至って健全で問題なし。そろそろ歯磨きしてもらわないといけない時期かも、と、聞いてみると、今のところ歯のコンディションは良好だって♪ 奥歯の歯茎のマッサージをしてあげてくださいと言われた。歯の治療は高額なので、とりあえず安心。今のところGusの歯に関しては、毎日「グリニーズ /GREENIES」っていう歯垢を落とすチュースティックを与えていて、あとはジェル状のクリーナーを時々奥歯にこすりつけているだけ。でも、時々、口、臭かったりするんだけどなー。あの口臭はどこからくるんだろ。

2014 fist snow

注射を2本してもらったので、今日はあまり走り回らないようにって。今回の定期健診は計200ドル。高いねぇ。でも、Gusの健康には変えられないから仕方ないね〜。

2014 fist snow

朝の海も凍えていた。

皆さんも風邪をひいたりしないように、気をつけてくださいね♪

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ciao, フィレンツェ:ずっと見てみたかった風景

今回の旅では、美術館の中の絵画や、トラベルブログやジャーナルで見かける風景は撮らないでおこうって決めていた。絵画の画像が欲しければカタログを買えばいいし、よく見かける美しい建物や風景の写真は、私がわざわざ撮らなくったってすでに何百万何千万っていう人たちが写真に収めていて、プロ級の素晴らしい作品をたくさんネットで見ることができるから。

それでも、撮っちゃいました。どうしてだろうね、って相方と話していたんだけど、きっと、「自分の目で見た一瞬を自分の手でつかんでみたい」って思うからじゃないかな、って思った。少なくとも私はそんな思いで「すでに大勢の人が撮ってきた風景」を撮ってしまった。

フィレンツェ最後のポスト。一度は見たことある風景。でも、自分の目で見てみたかった風景やシーンです。画像が多くてすみませーん。

初日、駅からホテルまでの道の途中、ジョットの鐘楼とドゥオモが目の前に現れた時は「うはぁ〜〜〜」っと口を大きく開けて立ち止まってしまった。

フィレンツェ

大きすぎて、カメラに収まらないの。140年かけて完成させたと言われる大聖堂。これだけのスケールの建物を「創ろうじゃないか」と決めた時、そのビジョンはどうやって多数の人達(少なくとも関係者たち)に表現され伝えられたんだろうって思う。だって、普通のひとにはここまでの建物を「想像することそのものが」できないよ。

フィレンツェ

現代人のものさししか持っていない私は、「細かな設計案を描いてプレゼンしたのかな」「これだけの大きさで、これだけ美しく威厳のある建物を設計するって、具体的にどういう作業とプロセスなんだろう。」とか。。。わけがわからなくなる。

フィレンツェ

大聖堂の側面やファサードのデザインは、個人的には「ものすごく好きっ!」っていうものではなかったのですが、八角形の大クーポラの周りの丸窓のあたりにとても惹かれました。桃色の大理石もきれいで、グラデーションのあるグレー(緑?)とのバランスが絶妙だと思った。

ドゥオモの中の見学はしなかった。長い列ができていたし、外からの長めに圧倒されて満腹になったので。 このすぐ近くに「IL PAPIO」っていうマーブルのお店があったよ♪ これもChihoさんのブログで見たことがあったんだけど、こんな近くにあるとは知らなかった。入ってみるとおじさんがマーブル紙のデモンストレーションをしていた。

フィレンツェ

淡い色合いのマーブル紙を利用した文具などがきれいだった。姪っ子と甥っ子のお土産をココで買いました♪ あとで調べてみると、フィレンツェだけで3店ほどあるみたい。

フィレンツェに行くなら皆知っている「ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋=古い橋)」。私も何度も写真で橋の写真を見たし、「あの橋を歩いてみたいなぁ〜」って夢見ていた。古くてゆったりと風情のある橋だと思っていたのね。

違いましたよ。

橋の手前からの様子。。。

フィレンツェ

ヒト、ヒト、ヒト。。。 予想と大違い過ぎて笑ってしまった。

面白いのが、ポンテ・ヴェッキオの両側にはギラギラの宝石や時計などのお店がひしめき合っていて、歩いていると橋の上を歩いている感がしない。どっかの商店街のようだった。ところが、橋を渡りきってしまうと、すぅっとそのクレイジーなエネルギーがうすれてしまった。人の流れもおさまり、車も自転車もスローだし。可愛らしい小さなお店もあったよ♪

そして橋を渡ってぐるーりと歩いて、Ponte Santa Trinita(サンタトリニタ橋)からポンテ・ヴェッキオを眺めてみる。

そう。この風景。この風景を見てみたかったの。

フィレンツェ

夕方の色の中で見てみたかったのー。

Firenze

ポンテ・ヴェッキオは、こうして遠くから見る方がいい。

フィレンツェ

ほら、橋の二階部分。あそこは回廊になっていてウフィツィ美術館につながっているんだよ。雨の日も傘いらずで通勤できていいね。

橋を背景にセルフィーを撮る若者と、そんな彼を写真に収めていた友人らしい若者。気合の入ったセルフィーだこと。

フィレンツェ

イタリアの夕陽には独特の色があるのはどうしてでしょう。地中海沿岸の国々ってみんなそうなのかな。

サンタトリニタ橋を渡ってすぐのところにね、フェラガモの本店の一つみっけ(みたいよ。もう一つはミラノにあるらしい)。

フィレンツェ

私みたいな格好では恐れ多くて門のところまでも近寄れなかった。エレガントだな。

夕方の散歩は気持ちがいい。西の方角を見据えたこの彫刻の彼は誰だったっけ? 何度かこの側を通ったんだけど、見る度に鳩にたかられていた彼。見えますか?

フィレンツェ

3泊4日のフィレンツェでは、ウフィツィ美術館一つと、フィエゾレの遺跡と美術館をメインに見学しただけで、後はこうしてぶらぶらと歩いて街と建物と人たちを眺めていた。シニョーリア広場のすぐ側のホテルだったので、夕食の後ぶらっと散歩することもあったよ。

フィレンツェ

暗闇の中でライトアップされた彫刻達は、昼間見るものよりも味がある。人も断然少ないのでおすすめです。

そしてどうしてもどうしても見てみたかったのは、夕陽に染まるドゥオモ。

フィレンツェ

この姿を自分の目で見ることができたから、もう十分。目一杯フィレンツェを「愛でることができた」と満足です♪ また来るね〜!

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