悲しい日

昨日、今日と、とても悲しい日でした。

同僚のアニヤちゃんが突然解雇されてしまいました。大学の予算削減で。

昨日、マネージャーが突然やってきて、詳しいことは言えないけど、明日のミーティングに来て下さいって。予算削減がからんでいる、とだけにおわして。それでおそらく突然解雇だと予測がついた。昨日の、今日。ミーティングの後は誰にも何も言わずに鍵を返して立ち去ってくださいとのこと。大学なのに、企業が雇用者を解雇するようなやり方で、内密に周りがパニックにならないようにと、念押しされたそうです。

昨日は余りにもびっくりして、悲しくて、こういうやり方にも憤りを感じて眠れなかった。今日がアニヤちゃんと一緒に仕事をする最後の日だったので、お菓子を持ち寄って、私たちの共有の小さなオフィスで、仲の良いスタッフだけを呼びこんでわいわい楽しんだ。仕事も手につかなくって、気を緩めたら涙腺もゆるみそうで、一日お腹に力を入れていました。

ここ2年ほど、私たちの職場では色んなことが起き、下っ端の私たちはずいぶん振り回されてきた。そんなとき、一緒に「腹立つよな。」って愚痴り合ったりしてきた。くだらない話で盛り上がったり、美味しいものの話やレシピを交換したり。考えてみると、一緒に仕事をする仲間って、自分の家族と同じくらい、一緒に過ごす時間が長いでしょ。ムードメーカーでかわいらしいアニヤちゃんには、気持ちの面でずいぶん助けられてきた。私たちって職場の夫婦だね、って言ってよく笑ってたっけ。

色々あるけど、一緒に頑張ろうね〜って言ってたときに、突然こんな風にお別れになってしまい、本当に悲しいです。明日はきっとずいぶん寂しく感じるのだろうな。

同じビクトリアに住んでいるのだから、また一緒に犬の散歩にも行こう!って言って、Hugをしてサヨナラしました。

なんだか、思いっきり平手打ちをくらったようです。自分のこの先のことも真剣に考えなきゃいけないと、改めて感じた。

アニヤちゃん

いっぱい笑わせてくれたアニヤちゃん、Good Luck, and miss you so much…

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「悲しい日」への16件のフィードバック

  1. いつも読んでます♪
    今日のは本当にびっくりしました。
    こんなことってあるの?と。
    どうしたらいいのか、どうしようもないのかもしれませんが、
    何だか納得いかない気持ちになりました。

    1. kumaeちゃん、コメントありがとう。
      こんなことは今回が初めてだったよ。840人いる正社員のうち25人が突然解雇になったんだって。
      昨日知らされて昨日去っていった人たちもいたらしく、今日は私たちのグループはみんなどんよりとした顔をしてたよ。
      どうしようもないのだな、って頭で理解しても、気持ちの方がついていかないね。

  2. 旨く言えないけれど、この事がアニヤさんは勿論、papricaさんにとって、新たな人生のポジティブな頁の始まりになるように願っています。今はショックで辛いと思うけれど‥‥。実は日本にいる私の知人のひとりが、最近やはり失業してしまいました。何だか人ごととは思えなくて、思わずコメントしてしまいました。少し気が早いけれど、来年には素敵な春が来ますように♪

    1. Sachieさん、どうもありがとう。
      そうだね、新しい頁の始まりになるよね。Everything happens for the reason. って信じて、また一歩進まなきゃいけません。
      もう一生会えなくなるわけでもないのに、寂しいです。
      でも、Sachieさんの言葉通り、これがきっかけで新しいことが始まるような予感もします。元気づけてくれて、どうもありがとう!

  3. 最悪やん。よっぽどの人でないとアメリカの大学も教員はパートタイムしか雇わなくなってるよ。パートタイムがやってた仕事は大学院生に、大学院生の仕事はundergradにってかんじ。まあ、うちの大学のことしかわからないけど。

    一般企業でも、その日解雇とかよくあるやん。あれってどうなん?って思わない?
    3ヶ月前とか言うべきじゃない?
    いらなくなって捨てられるかんじだよね。他の部署に移動とかできないんやろか。

    わたしもそんなのよく考えるよ。今そんなに景気よくないしね。。
    パプリカさん、元気だしてね。

    1. kumasakiさん、ありがとうねー。
      そちらでも同じ状況なんやね。うちの大学でも、ポジションがこうやって強制的になくされてしまうことはあっても、新しいポジションを作ることはもうないよ。ゼロ。誰かが退職したり去っていったら、そのポジションは閉めてしまう。結局、アニヤちゃんのシフトはパートの子たちである程度補って、無理な部分は残ったフルタイムにしわ寄せがいく、ってかんじ。
      ここのユニオンでは2ヶ月前に連絡することが義務づけられてんだけど、ややこしいことになるのをさける為に、2ヶ月分の給料を払って当日解雇を選んだみたい。まあね、やめなきゃいけないのをわかりながら、2ヶ月働くよりかは、さっさと立ち去ってお給料もらう方がいいのかもしれないよね。

      私もほんと、自分のオプションっていうか、生き方そのものをちゃんと考え直さなきゃいけない。
      へこんでいても仕方がないので、元気出すね!

  4. そんな急にってあるんですか?ちょっとあんまりですよね…

    1. あるんですね、大学でさえ。組合があってもこんな風です。
      どこも不況なんですよね。そうなると、解雇の仕方も同じなんだなって痛感しました。

  5. 悲しいね。ぼくもいま、ある人の就活を応援してるけど、パワハラみたいなことがあって頭にきている。
    でも、使用期間中は我慢するようにっていいながら元気づけてる。といっても、相手に非があるときは、きちんといいなさいといってる。ぼくのことじゃないから、いまは詳しく書けないけど、弱い人に強く出る人ってイヤだね。
    アニアちゃん、早く次の仕事が見つかるといいね。
    11月は心がしんどくなることがあったけど、12月はいい月であってほしいな。

    1. asoboさん、ありがとうね。
      パワハラかぁ。確かに、こういうことがあると、自分の力のなさを感じる。
      人の下で働いていると、いつこういうことが起きても仕方がないのかな。来年、また予算カットがあるからね。どうなるかわかんないよ〜。
      アニヤちゃんはいろんな意味で、ゆっくりとした休暇をとりたかった時期だし、旦那様もサポートしてくれているから大丈夫です。
      なんだかね、残された人たちの方がショックで悲しい顔をしているよ。
      asoboさんも11月はしんどかったの? お互い、気持ちよく今年を終えようね!

  6. アニヤさんはもちろんだけど、
    今日辺りpapricaさんも、お別れの当日よりも辛い思いをしてるのではないかと
    心配しています。
    怒ったり恨んだりしてるうちはまだマシ、なんだと思うんだ。
    アニヤさんが、胸のすくような好条件で、希望する職につけますように。

    1. a-ki_laさん、ありがとね。
      うん。その通りだった。今朝が辛かった。シェアしていたオフィスに、アニヤちゃんの机の上が今まで通りにそこにあるのがたまらなかったなぁ。
      で、休み時間に彼女の使っていたものを片付けたよ。過剰反応かなとも思いつつ、居ても立ってもいられなくて、気持ちだけの模様替えをした。
      彼女からもメールがあって、今日はのんびりケーキを焼いてるんだって。
      私もいつまでもめそめそしてないで、前向いて頑張らなきゃね。

  7. papricaさん、こんにちは。
    初めて書き込みさせていただくトピックスがあまりに悲しくて残念ですが・・・。

    大学も商売である以上、収支バランスが難しいんでしょうね。
    そもそも「学業が商売」になってる時点で、根本の理念が覆ってると思います。
    結局社会全体の経済的活力が低下してるせいもあるし。

    もっといろいろ書きたい(笑)ですが、初回で嫌われてはいけないのでこの辺で
    失礼します。
    アニヤさんの次の仕事が早く決まるといいですね。

    1. 真木さん、初めまして!コメント嬉しいです〜。
      あ、ごめんなさいねー。なんだか暗いトピックでしたよね。
      大学の企業化、きっとどこでも同じなのでしょうね。残念だけど北欧の一部の国をのぞいては、大学もお商売化が今の傾向ですよね。
      大学だけでなくってね、このブリティッシュ・コロンビア州の政治家もダメなんです。来年の春に選挙があって、その時に現在牛耳っている政党が落ちるだろうって皆言ってます。
      それに期待して… これ以上、教育機関への予算削減にならないように祈っています。

      アニヤちゃんはしばらくは自分の時間をゆっくりと家で愉しむんだそうです♪ そういう休憩が必要なときだったみたいです。

  8. こんにちは。
    久しぶりにpapricaさんのブログを拝見することができて、
    refreshさせていただいています♪

    突然の解雇、本人もそうだけど周りも辛いですよね。
    百歩譲って
    経営的に厳しいとか、そういう事情は納得できても、
    「何も言わず帰って」
    なんてひどすぎる。。。

    実は私もアニヤさんと同じ経験をした事があります。
    理由は
    「正義感が強すぎる」
    って事だったけど。
    その日の夜は同僚とごはんを食べに行ったのですが、
    同僚がみな
    「おかしいよ!!!」
    と泣き続けていました。
    私はそれまで頑張ってきた事を否定されたような感覚で悲しかったけど、
    それ以上に自分の事をそこまで思ってくれる同僚がいた事を
    すごく幸せに感じたのを覚えています♪

    アニヤさん、少し経ったらすこぶる元気になりますよ。
    だからpapricaさんも気を落とさずにね☆

    1. Yuiちゃん、お忙しいのにコメントどうもありがとう。
      先週はとてもEmotionalな週でした。頭では「さっさと切り替えて、前を向いて頑張らなきゃ」って思えても、気持ちの深い部分がごそっと揺さぶられたみたいです。自分でも驚きました。
      きっと、こういうことって、色んな会社でたくさん起きていることなんだろうけれど、目の前で見てしまうのは違うね。
      こんな状況でも、大学のトップのお偉いさんたちは、ちゃっかり昇給をもらっているようで、そういう腐りきったやり方に憤りを感じずにはいられないよ。

      Yuiちゃんにもそういうことがあったんだね。
      辞めさせられた理由っていうのが、「正義感が強すぎる」っていうの、感心しちゃいけないんだけど、Yuiちゃんらしいなって思ってしまった。
      飛び出た「杭」だったんだね。「なぁなぁ」では済ませられない、「おかしいんじゃありませんか?」って問いただしてしまうYuiちゃんの性格。
      形はどうであれ、すぱっとケリをつけて良かったんだろうなって気がするよ。
      それで、今の「つくりて」Yuiちゃんがあるわけなんだね♪

      うん、アニヤちゃんは大丈夫だ。12月は大好きなクリスマスを3倍愉しむんだっていって張り切ってるよ♪
      私もがんばらなきゃねー!